取捨 ページ46
Aside
敵…？
巨人以外にいるのか？
まさか、エレンが前に言っていたように人も
敵に成り得るのか？
ES「…すまない。変なことを聞いたな」
団長は出口に向かっていった
団長が何を考えているのか…さっぱり分からない
兵長を除いて私達はまた旧本部に戻り、
エレンと共に馬に餌を与えていた
『今日も宜しくね』笑
優しく私の馬を撫でる
そういえば、この子に名前まだ付けてなかったな
GS「なあ、エレン
お前らの同期にうちを志願する者はいるのか」
EY「はい、います
いや、正確にはいましたが今は分かりません」
確かに、今は私達には分からない
GS「集合！」
『はいっ！』
私はエルドさんの隣に立ち兵長に敬礼をする
LV「支度を急げっ！照会に出るぞ」
EJ,GS「「『了解』」」
昨日の事を忘れたわけじゃない
少しでも振り返れば兵長に何されたのかを鮮明に
覚えている
それでも…
黒馬に乗る兵長が凄くかっこよく見えて
つい見惚れてしまう
馬に跨っている姿がとても似合ってて…
EY「おはようございます！リヴァイ兵長！」
LV「良いかエレン、俺から2馬身以上遅れるなよ
てめぇがウロウロ出来てるのは俺が監視しているから
って事を忘れるなよ」
EY「はいっ！」
LV「行くぞっ」
兵長は直ぐに馬を後ろに向かせ走り出した
後れを取らないよう私達も馬に跨り後を追った
ペトラさんが居ない…
何処か別の班と協力しているのかな
恐らく照会にいるんだよ、きっと
私達は照会の場に着いた
エルヴィン団長、ペトラさんは先についていた
私達は団長が立つステージの袖にいた
調査兵団に所属されたのは…
私とエレンのよく知っている人物ばかりだ
ミカサとアルミンは勿論、ライナー、ベルトルト、
クリスタ、ユミル、ジャン、コニー、サシャ達が居る
皆、調査兵団に来てくれてありがとう
私達は調査兵団に約何人が入るか分かったところで
旧本部へ帰った
リヴァイ兵長曰く、あの勧誘であの人数入るのは
想定外だったらしい
私は帰路の最中リヴァイ兵長に
"仲間が同じ兵団に入ってくれて嬉しいです"と言った
兵長の返事は
"その感情以上に憎しみと怒りと悲しみが込み上がる"
と言われた
分からないようで分かってしまう…
この現実が痛いくて苦しい
こんな現実がいつまでも続かないように、巨人を殺す
私は巨人に立ち向かい、お姉ちゃんの仇を取る
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作者名：ココアシュガー | 作成日時：2020年11月16日 22時
