【進撃の巨人】自由を目指して (ページ41)

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治療ページ41

Aside

エレンを取り戻した私達は安心して帰路を歩いていた

「君がAだね？！
話は聞いているよ！凄い子なんだね！」笑

『うわっ！』驚

いきなり抱き着いて来たこの女の人…

同じ調査兵団ぽいけど…誰？

LV「おいメガネ、Aに近づくんじゃねぇ」

「すまないね、自己紹介が遅れた
私は調査兵団の分隊長をしているハンジ・ゾエ
君はリヴァイに気に入られているみたいだね～」

ハンジさんに頭をガシガシっと撫でられる

『そ、そうなんですか？兵長』

LV「…」

『無視しないでくださいよ！？』

ｸﾝｸﾝｯ

『ん？』

HZ「あ、すまないね
彼はミケ・ザカリアス。彼は初対面の人の
匂いを嗅いでは笑う習性が…」

MZ「…ｸﾝｸﾝｯ」

HZ「…」

MZ「お前、初めて嗅ぐ匂いだ
何か塗ってるのか…？」

HZ「わ、笑わない！」驚

『い、いえ、何も塗ってもないです』

MZ「珍しいな」

LV「お前らもいいだろ
お前もこっち来い」

EY「俺、邪魔かな…」呟

『どうしたの？傷口痛む？』

EY「だ、大丈夫だ」

『後少しで着くから頑張って！』

EY「あぁ」

部屋に着き、早急にエレンの傷の手当てを
ハンジさんと慎重に行った

ハンジさんは腹部の手当て、
私は顔の傷を手当てした

ミケさんは窓の外を見つめ、リヴァイ兵長は
エレンを睨みつけてる

『エレン、少し痛いけど我慢だよ？』

私はエレンの左隣に座り、優しく消毒液の染みた
ガーゼを当てる

EY「痛っ…」

『ご、ごめん！
もっと優しくするね？』

エレンの傷口、赤く腫れてるし血が滲んでる

ES「すまなかった、しかしお陰で君を託して
貰うことが出来た」

EY「はい…」

ES「効果的なタイミングで用意したカードを
切れた。その痛みあっての甲斐だ」

団長はエレンに跪き、手を差し出した

ES「君に敬意を
エレン、これからも宜しくな」

EY「はい！
これからも宜しくお願いします！」

ﾄﾞｻｯ

EY「ﾋｯ！」恐

大きな音を立てながら私の隣に座ってきた

ソファの背もたれに右腕を乗せ、足を組んで

LV「なぁエレン、俺を憎んでいるか」

EY「い、いえ
必要な演出として理解しています」

LV「なら良かった」

HZ「しかし限度があるでしょ
歯が折れちゃったんだよ？ほら」

そう言いハンジさんは手拭いに包まれた歯を見せる

LV「拾うな、気持ち悪い」

HZ「これだって大事なサンプルなんだよ？」

LV「エレン、こういう奴らに解剖されるよりマシだろ」

HZ「一緒にしないでほしいな
私はエレンを殺したりはしない
ねぇエレン、口の中を見せてよ」

EY「あ～」

HZ「ｯ！もう、歯が生えてる」