【進撃の巨人】自由を目指して (ページ31)

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Aside

固定砲でトロスト区に迫る巨人の対処に丸一日かかった

そして、4m級1体と7m級1体の生け捕りに成功した

だが、その分犠牲者が多かった

私達訓練兵・他の兵士は昨日の死者達の処分に取り掛かっている

今日で2日目だ

これから沢山の死に遭遇する事を考えると胸が痛い

でも私は参加していない

いや、正確には私とエレンだ

エレンはここの地下牢にいるが、身柄は憲兵団が
取っているらしい

そして私は何故か、エルヴィン団長とリヴァイ兵長と
3人でいる

ES「君は3年前に会ってたA・アデライン君だよね」

『はい』

私は控えめに返事を言い、敬礼をした

LV「おいガキ、お前はあれから成長したのか」

なんか3年前より冷たくなってる気が…

『自分には分かりません…
只、前より少しは強くなれた気がします』

ES「そうか…
君に頼みたいことがあるんだ」

『何でしょうか』

ES「調査兵団に入って欲しい
君の力は我々にとって必要不可欠だ」

『…そのお返事は3年前から変わってません』

LV「ほぉ、なら早く言え」

『調査兵団に入って巨人を倒します』

ES「…君のその意思に感謝する
君にはリヴァイ班に入ってもらいたい」

『リヴァイ班って…あのリヴァイ班ですか！』

LV「何か不満でもあんのか」

『いえ、そういう訳ではなく…
私が入っては足手まといになってしまう気が…』

ES「気にするな。君は歴代の兵士よりも技術が高い
リヴァイに並ぶほどだ」

『…っ』

LV「入るのか入らないのか、さっさと決めろ」

『…よろしくお願いします』

敬礼を一度辞め、兵長に軽くお辞儀をした

LV「話は済んだな。
俺はメガネの分の書類をまとめなきゃならねから戻る」

そう言いリヴァイ兵長は団長室から出て行った

ES「リヴァイの事で気を悪くさせていたら申し訳ない。昔からあぁでね」

『私の事はお気になさらず』

ES「今回君がリヴァイ班に入ることになったのは
彼が希望したからだよ」

『彼って…』

ES「リヴァイだよ」

『！…そうなんですか』

リヴァイ兵長が…何で？
私を希望する要素は何処にあるんだろ…

ES「どうした」

『いえ！只…』

ES「何だ」

『只、私を入れようと考えた理由がさっぱり分からなくて…』

ES「君の技術だ
私も、リヴァイの考えには賛成だ
君は他の兵士よりも技術が圧倒的に長けている
後に昇格させたいとも思っている
…君が死ななければの話だが」

『…大変光栄です
住民死なないよう、そして自分も死なないよう
今後も頑張ります』

私は再び敬礼をした