【進撃の巨人】自由を目指して (ページ29)

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作戦ページ29

Aside

RB「何だって？！」

ID「指揮権を託されたのは俺だ！
黙って命令に従え」

ID「イェーガーを無防備な状態では置いていけない
作戦変更だ。イェーガーを回収するまで巨人から守る
彼は人類にとって貴重な可能性だ
簡単に放棄できるわけではない」

RB「あの出来損ないの人間兵器の為に数百人は
死んだだろうに…あいつを回収して又似たような事を
繰り返すっての？！」

ID「…そうだ
何人死のうと何度だって繰り返すまでだ」

暫くイアンさんとリコさんが言い争いをしていた

巨人は徐々に近づいてきている

イアンさんは何故私を庇ってくれたんだ…？

リコさんは折れたのか、巨人を倒しに向かってくれた

『イアンさん、ありがとうございます
でも何故庇ってくれたのですか』

ID「お前の目に肝を冷やしただけだ
お前は自由に動け。その方がお前的に行動しやすいだろ」

『…はい』

イアンさんはミタビさんの向かった方へ走って行った

『エレン？』

前回と同じように修復されていない

このままじゃ巨人から人間に戻ってしまうかも

ネガティブなこと考えちゃダメ…

まず巨人からエレンを守らなきゃ！

『アルミン！？』

AA「A!一体どうなってるんだ！」

『作戦は失敗した！
今のエレンには自我も無い！
エレンを回収する為に巨人と戦ってるの！』

『更に…巨人が多すぎてこのままじゃ全滅しかねない』

AA「僕がエレンをここから出すからAは
巨人から守って！」

『…了解！』

アルミンは刃でエレンの項を刺した

ｳｶﾞｧｱー！

エレンは痛かったからか吠えながら暴れた

『アルミン！死なないでよ！』

私はアルミンに背を向け巨人を斬りに行った

沢山の巨人の項を斬った

それと同時に同じ兵士の死体も…

「嫌ー！死にたくない！！」

食べられかける兵士の命は何人か助けた

JK「ﾁｯ！こんな時に故障かよ！」

『ジャンッ！』

私は塔の屋根にワイヤーを刺し、ジャンを抱えた

『大丈夫？』

JK「あぁ、助かった」

私は兵士の死体の近くに降り、ジャンに故障した部分を
取り替えるよう促した

JK「サンキューな！」

『私はまだやることがあるから後でね！』

JK「おう！」

ｩｵｵｫー！

エレンの叫び声…！

アルミンは大丈夫？！

ﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯ

地響きの音が…そこらにいる音とは違う

まさかっ！

音のしている方を見ると…

エレンが大岩を持ち上げていた

AA「A！」

『アルミン！エレンは戻ったのね！』

AA「あぁ！」

『イアンさんの元に行こう！』