決断 ページ27
Aside
DP「儂は、あの者らの話を聞いた方が良いと思う」
アルミンは安心したのか膝から崩れ落ちた
私達はピクシス司令と共にトロスト区内門の壁に上がった
ピクシス司令は下にいる巨人を眺めては…
DP「やはり見当たらんか…
超絶美女の巨人になら喰われても良いんだがのぉ」
なんて言った
おじさん臭いぞ、見るからにおじさんなんだけど←
噂通りの変人なんだな…
DP「取り敢えずお主等の命は儂が保証しよう」
『ありがとうございます』
DP「アルレルト訓練兵…じゃったかのぉ」
AA「はっ！」
DP「お主は先程、巨人の力を使えばこの町の奪還も
可能だと申したなぁ、あれは本当にそう思ったのか
それとも苦し紛れの命乞いか」
司令は優しい口調でアルミンに問いかける
AA「それは…両方です
あの時僕が言おうとしたことは巨人になったエレンが
あの大岩を運んで破壊された扉を塞ぐということでした」
AA「ただ単純に思いついた事ですが…
せめて、エレンの持つ力に現状を打開できる可能性を
感じてもらえないかと…勿論助かりたい一心でしたが」
DP「"助かりたい一心"…何より信用できる言葉だ」
そう言い司令は酒を一口飲んだ
DP「どうじゃ、イェーガー訓練兵よ
お主は穴を塞ぐことは出来るか」
EY「それは…その…どうでしょうか
今の自分に分かる事なんてここにいる皆と
そう変わりません」
EY「なので、今ここで無責任に答えることは…」
DP「あぁそうじゃのぅ、すまんかった
質問を間違えてしもうたわぁ」
司令は笑いながらエレンに謝った
DP「お主はやるのかやらんのか、どっちだ」
急に声を低くして再びエレンに質問した
EY「…やります！
穴を塞げるかどうかは分かりません
でも、やります！」
DP「よう言ったのぅ。主は男じゃ」
司令は満足げな笑みを浮かべながらエレンの
両肩をポンポンと叩いている
DP「参謀を呼ぼう、作戦を立てようぞ！」
『いきなり実践は少々危険な気が…！』
EY「確かに危険だが、根本的に問題がある
司令はその現状を正しく認識している」
AA「つまり…？」
EY「敵は"巨人だけじゃない"」
DP「時は一刻を争う
活躍してもらうぞ。若き兵士達よ」
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作者名：ココアシュガー | 作成日時：2020年11月16日 22時
