証明 ページ26
Aside
EY「出来るか出来ないか、どっちでも
俺はアルミンの意見を尊重する」
AA「なんで、こんな決断を僕に任せたの」
EY「お前に頼りたいと思ったからだ」
AA「どうして…？」
EY「俺らはアルミンがハンネスさんを呼んで
くれなかったら巨人に食われてた」
AA「…必ず説得してみせる
3人は極力抵抗の意思が無い事を示してくれ」
「遂に正体を現したな化け物め！
送るぞ！私は合図を送る！」
いや、アルミンは巨人ではないのですが…
AA「彼は人類の敵ではありません！
私達には知り得た情報の全てを開示する意思があります！」
「命乞いに貸す耳は無い！
目の前で正体を現しといて今更何を言う！」
「奴が敵だないというのなら証拠を出せ！
それが出来なのなら危危険を排除するまでだ！」
AA「証拠は必要ありません！
そもそも我々が彼をどう認識するかが問題では
ないのです！」
「何だと？！」
AA「大勢の者が彼を見たと聞きました
ならば彼が、巨人と戦う所も見たはずです！
周囲の巨人が彼に群がっていく姿も！」
AA「つまり巨人は！彼の事を我々人類と同じ
捕食対象として認識しました！我々がいくら知恵を
絞ろうとも、この事実は動きません！」
「確かにそうだ…」
「巨人が味方…バカな…」
アルミンの説得は賛否両論だった
だが、ここから見てもわかるのは
兵士の殆どがこちらに武器を向けることを辞めた事
これはアルミンには説得力があることを意味している
「迎撃態勢を取れ！
奴らの巧妙な罠に惑わされるな！」
あの人、臆病なんだな…
内地に巨人に変身する人間がいることが
「これ以上奴らの好きにさせてはならない！」
AA「私は永遠に、人類復興の為なら心臓を捧げると
誓った兵士！その信念の末に命が果てるのなら本望！
彼の持つ巨人の力と残像する兵士の力が合わされば、
この町の奪還も不可能ではありません！」
AA「人類の栄光を願い、これから死にゆく全てもの間に
彼の戦術価値を研ぎます！」
アルミンは敬礼をした
叫びながら説得している彼の姿は凄く勇敢だった
だがそれも届かなかったのか、手を挙げ、こちらに向けようとした
『ダメかっ…！？』
手を挙げきった時…
「止さんか
相変わらず図体のデカい割には小鹿のように
繊細な男じゃ」
「ピクシス司令！」
DP「お前にはあの者の見事な敬礼が見えんのか」
あの人が南側領土を束ねる最高責任者のドット・ピクシス
DP「今着いたとこだが、状況は早馬で伝わっておる
お前は増員の指揮につけ」
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作者名：ココアシュガー | 作成日時：2020年11月16日 22時
