【進撃の巨人】自由を目指して (ページ25)

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不慮ページ25

Aside

ﾄﾞｺﾞﾝｯ！

何が起きたの…？！

目の前に煙が広がって周りが見れない

何この白くて細いもの

しかもとても大きい
私達を包んでるみたい

『…まさかっ！』

私達は今…巨人に包まれている？！

AA「凄まじい音と衝撃と熱…
僕達は、巨大な骨格の中に…」

MA「エレンが私達を守った
今はそれだけ理解出来ればいい」

EY「おい！大丈夫かお前ら！」

『エレン！これは一体…』

EY「分からん！ただ、こいつはもう蒸発する
巨人の死体と同じだ。少し離れるぞ！」

どうやらエレンは何かを思い出したらしい

エレンの家の地下室

エレンのお父さん曰く、

そこに事の発端、全てが隠されているらしい

巨人の正体や、エレンがこうなったきっかけ等が…

EY「何なんだ親父は…何で今まで隠していた…！
何千人もが命を落としてまで求めていた“人類の希望”って奴じゃないのか…」

MA「エレン、今は他にすべき事がある」

EY「…あぁ」

頭蓋骨が崩れ落ち、又煙が立ち上がる

EY「俺は、ここを離れる」

AA「何処に、どうやって…！」

『いくら何でも無茶だと思う』

EY「何でもいい、とにかくここから壁の外に行って
地下室を目指す」

エレンはもう一度巨人になって、エレンの家の地下室
を目指して行くらしい

これは一人では出来ない…

待つのは死のみ

『エレン、鼻血が出てるよ
顔色も相当悪いから無理に動かない方がいいと思う』

EY「こんなのどうって事ない
俺に考えが2つある」

エレンはここから単独で動くと言い出した

それはいくらとても無茶なことで、
何十人、いや、何百人の兵士に狙われかねない

MA「エレン、私も行く」

EY「ダメだ」

MA「私が追い付けなければ私に構う必要はない
ただし、私が従う必要もない」

EY「いい加減にしろって言ってんだろ！
俺はお前の弟でも子供でもねぇぞ！」

『なら私が行く』

EY「お前もダメだ！」

『私はエレンの家族でもなければ親戚でもない
私がついていく権利は十分にある』

EY「…とりあえずもう一つの案を聞いてくれ」

『分かった』

EY「アルミン、後はお前の判断に任せる」

AA「…え？」

EY「…無茶なのは分かってる
アルミンがもし今ここで俺は脅威じゃないってことを
駐屯兵団に説得できるというなら、俺はお前を信じて
それに従う。これが2つ目の案だ」

確かに、これはアルミン次第だ
でもアルミンの頭ならきっとこの考えは上手くいく

EY「お前ができないというなら、さっきの最終手段に出る」