【進撃の巨人】自由を目指して (ページ16)

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混乱ページ16

Aside

超大型巨人は爆風と力を武器に攻撃している

でも動きは凄く遅い

目で私達を追いかけるだけで腕は追いついていない

『取った！』呟

私は超大型巨人の項の近くまで飛べた

今切れば…悲劇は終わる！

ﾋﾞｭｰ

また爆風…

『ﾁｯ…おらぁ！』

煙が視界を妨害するがそんなの関係ない

この煙の先にはあいつの項があるんだ

煙と一緒に項を掻っ切ろうとしたが

『…外した』

EY「おい何やってんだA！
大チャンスを逃すなんてよ！」

『…いや外してない』

EY「何言ってんだよ！」

『消えたんだよ、あいつが』

EY「は？」

『超大型巨人だ。あいつは、またあの時みたいに消えた』

EY「…クソっ！！」

TW「お前ら倒したのか？！」

『…倒せなかった、また消えたんだ
エレン、壁上に戻ろう』

EY「あぁ」

『ごめん2人共、倒せなかった』

TW「謝るなよ、俺達なんて動けなかった」

CS「そんな話してる場合か！壁を塞がねぇと巨人が入ってくるぞ！」

「何をしている！」

私達は憲兵団に敬礼をした

「調査兵団は直ちに本部へ戻れ！超大型巨人と接触した者は報告も忘れるな！」

EY「はっ！」

憲兵団は私達の横を通り、壁外へ出た

「お前達訓練兵も卒業演習を合格した立派な兵士だ！
本作戦でも活躍を期待する！」

先輩にあたる調査兵団の人達が私達新兵に声援を送ってくれている

こんな時にまで優しい人達だ

『…アルミン』

AA「A、だ、大丈夫だよ。すぐに収まるから」

声が凄く震えてる、装置を組み立てられないほど
手が震えてる

そりゃ怖いよな…

『このウォール・ローゼが突破されるのも時間の問題…そもそも、あいつらはその気になれば人類を滅ぼすことだって出来る』

EY「アルミン！落ち着け、あの時とは違う」

『そうだよ。滅ばない為に私達は調査兵団に入ったんだ』

私はアルミンの手を握り、ガス管を繋げた

AA「…ごめん、大丈夫」

『…よし、行こう。私達があいつらを仕留めるんだ』

今、憲兵団の人が作戦や配置場所を話している

先程壁外に行った班はもう全滅したそうだ

つまり巨人は壁内に侵入した
私達は住民の避難が終わるまで住民を死守しろって事か

話が終わり、準備に取り掛かる

慌てる人、恐怖に陥る人、死んでも守ると自分に喝を入れる人、気分が悪くなり吐いてる人、もう無理だと諦めてる人、本部は混乱している

ミカサはエレンに何か説得している

家族ぐるみなのは知っている

でも作戦に抗ってまでする必要は分からない