卒業 ページ14
Aside
あっという間に訓練兵になってから3年が経った
私は3年間なんとか首席を保ち続けた
何度かミカサに追い抜かされそうになった時は本当焦った
昨夜エレンは何を言われたのかあまり知らないけど
調査兵団は…と皆の心に響くような演説をしていた
そして今日、調査兵団が壁外調査をするという事で私達はその見送りをする事に
馬に乗ってる皆さんカッコいいなぁ…
「エルヴィン団長！巨人共を蹴散らして下さい！」
熱い声援にも動じないエルヴィン団長
流石過ぎる…
ﾊﾟﾁｯ
『…あっ』呟
今、エルヴィン団長と目が合った気が…
私は咄嗟に会釈をした
エルヴィン団長は小さく、でも強く頷いてくれた
カッコいい！
「おい！見ろ！リヴァイ兵士長だ！」
一人の男性の声を聞き、慌ててキョロキョロした
『いたっ！』呟
リヴァイ兵長…カッコいい
3年前と全然変わってない！
でも少しだけ、前よりも逞しい体になってる気がする
ﾊﾟﾁｯ
今度はリヴァイ兵長と目が合った
一瞬驚いた顔したけど、すぐ前と同じ顔つきになった
……自信を持て
『…』照
MA「A、どうしたの」
『な、なんでもない。大丈夫』
今になってリヴァイのあれが…
どんだけ引きずってんのよ私は！
「よう！お前ら！」
2人の駐屯兵団の人がこちらに来る
EY「ハンネスさん！」
は、ハンネス…さん？
EY「A、紹介するよ
駐屯兵団のハンネスさん。俺らが小さい頃からお世話になってんだ」
ブロンドの髪が凄く綺麗…
『は、初めまして。A・アデラインと申します』
HN「お〜！この子が噂のAちゃんか！
確か歴代の兵士の成績をどんどん上回って調査兵団団長から勧誘されたとかな！」
ハンネスさんはそう言い、もう1人の顔を見る
HN「それに、この子可愛いな。娘に欲しいよ」笑
『あ、はぁ…』苦笑
EY「ハンネスさん、Aをあまり困らせないでください」
HN「わーかったよ」笑
あ、そろそろ準備する時間
『まだまだお話したいのですが、準備しなきゃいけない時間なので失礼します』
AA「そうだね、そろそろ時間だ」
MA「急がなきゃ」
私は軽く会釈をし、走って壁の方に向かった
EY「お前らまで…！！」
ミーナ、コニー、トーマス、ジャンが何故か調査兵団に入団していた
へ？ミーナはともかく、3人に至っては憲兵団希望していたはず！
MC「エレンの演説が効いたみたいよ」
SB「皆さ〜ん…」
サシャがひっそり歩きながら呼びかけてきた
あー嫌な予感する
SB「上官の食料庫から…お肉取ってきました」
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作者名：ココアシュガー | 作成日時：2020年11月16日 22時
