【進撃の巨人】自由を目指して (ページ11)

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冷戦ページ11

LVside

あのAとかいうやつ、よくやるな

俺が切ろうとした擬似巨人の項を先に切るなんて

まぁ、偶然だろう

『はーーーっ！』

あいつ、中々立体機動装置を使いこなしてるな

エルヴィンも訓練地へ行くって言う理由も理解出来る

Aは調査兵団にとってかなり重要な人材になりそうだ

ここであいつの力を見る価値はありそうだ

Aside

中々立体機動装置に慣れるのは難しいが、リヴァイ兵長の動きや姿勢、剣の振るい方等を見様見真似でやってみたら案外いけた

ﾌﾟｼｭｰ

あれ、リヴァイが急に速度を上げた

何か企んでるのか…？

リヴァイ兵長なら何考えててもおかしくない

とにかく、今は疑似の巨人の項を兵長より多く切る事

それだけに集中しなきゃ

KS「終了だー！！」

教官の声が森中に響く

一斉に動きを止め、木の枝に乗った

『はぁ…はぁ…』

こんなに厳しかったっけ、対決心を抱くだけで何かが
違った

ワイヤーが私の立っている枝に刺さり、誰かが隣に飛んできた

LV「何故俺に対抗しようとした」

兵長か…確かに、なんでだろう

『分かりません、流れ…ですかね』

LV「そうか。エルヴィンがお前の力を見る為にここまで来た、その理由が分かった気がする」

『…どうしてですか』

LV「お前には巨人を殺す為の技術や才能、身体能力がある。そこらの兵士達より遥かにだ」

『…調査兵団に、私は入れそうですか』

LV「それはお前の気持ち、努力、覚悟次第だ。
ただ＿＿＿」

LV「お前が調査兵団に入る可能性は充分高い
それに俺もエルヴィンもお前がこっちに入る事で人類の勝利への希望は大きくなると思ってる」

『は、はい！』

リヴァイ兵長直々のお言葉…嬉しすぎる！

LV「お前の事気に入ったのもあるがな」

…あっ。

『リヴァイ兵長、今微笑みましたか？』

LV「そんな訳ねぇだろ」

『はぶらかさないて下さいよ～』笑

LV「今ここでお前を突き落とすぞ」

『あ、すいません』

案外リヴァイ兵長毒舌なのね…

LV「A、戻るぞ」

「は、はい！」

私達は教官とエルヴィン団長が居る所まで速やかに
戻り、その後の訓練もやり遂げ無事に終わった

ES「A・アデライン君」

『はい』

ES「話がある。ちょっと良いか」

『はい』

ES「君の技術や身体能力、剣の振るい方、君が擬似の巨人計に付けた傷の付き具合等見せてもらった」

『それが、何か…？』

ES「君に調査兵団に入ってもらいたいんだ」