61話 ページ15
貴(きょ、鏡夜先輩…)
(ｶﾞﾁｬｯ
Aは何を発することのできないまま部屋の角隅で小さく座っていた
鏡「A」
貴(どうしよう...顔あげれない)
Aはずっと下を向いていた
鏡(ｷﾞｭｯ
鏡夜はAの前にしゃがみ、優しく、包み込むように抱きしめる
鏡「…すまなかった」
貴「…なんで鏡夜先輩が謝るんですか。鏡夜先輩は何も悪くないですよ」
貴(そうだよ、鏡夜先輩は何も悪くない…)
「悪いのは、自分です…」
貴(そうだよ、鏡夜先輩はハルヒのことが好きで…
自分が割り込む権利もない。それに2人が幸せなら)
Aの中で様々な思いが駆け巡る
鏡「A、何か勘違いしているぞ」
貴「へ?」
鏡「俺は、ハルヒを同じ仲間としては好意はあるが、1人の女としては何とも思っていない」
貴(そ、そんなわけ…これはあくまで自分を元気づけようとする言葉であって...)
鏡夜はゆっくりAから体を離す
鏡「とにかくそのことだけは理解しといてくれ
今日はいろいろあったんだ。ゆっくり休め」
鏡夜はドアの方に向かう
ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ
外は雷音が鳴り響く
貴「き、鏡夜先輩...」ﾎﾞｿｯ
(ﾄﾞｶﾞﾝｯ!!
稲光と共に雷の落ちる音が大きくなった
Aは音に驚き思わず鏡夜の腕に抱きつく
鏡「!!///」
貴「あ、あの!?すみません!!」
(ﾄﾞｶﾞﾄﾞｶﾞｯ!!
稲光は絶えず、音も大きくなるばかり
貴(ﾋﾞｸｯ!!
鏡「A?」
貴「…ではまた明日。おやすみなさい」
Aはクローゼットの中に入る
鏡「普通そんな所で寝ないだろ。いくら庶民でも」
鏡「A、出てこい」
(ﾄﾞｶﾞﾝｯ!!
鏡「まさかお前...」
貴「大丈夫です。いつもハルヒとこうやって乗り切ってましたから」
鏡夜はクローゼットの扉を開けた
鏡「そうか、なんかお前のことわかった気がする。
これからは俺がお前を守るよ」
鏡夜は手を差し伸べる
(ﾄﾞｶﾞﾄﾞｶﾞｯﾄﾞｶﾞﾝｯ!!
貴「!!」涙目
Aは鏡夜に抱きつく
鏡「落ち着くまで一緒にいてやる」
鏡夜はAの手を引き、ベッドに座り、Aを自分の膝の上に座らせる
貴「あ、あの...」
鏡「落ち着くだろ」ﾆｺｯ
貴「…はい」微笑
Aは鏡夜のシャツを優しく掴み、鏡夜の鼓動に心落ち着かせていた
鏡「どうだ、落ち着いたか?」
貴「はい、ありがとうございました」
Aは鏡夜の膝からおりる
鏡「ちょっと環の様子でも見に行くか」
鏡夜は自分の部屋に戻る
Aもその後をついていった
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うたプリ大好き?(プロフ) - 更新再開楽しみにしています！ (2022年4月2日 1時) (
レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
ココアシュガー(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません！！楽しみにしていただきありがとうございます！これからまたゆっくりになりますが更新していきますので今後もよろしくお願いします！！ (2022年4月1日 17時) (レス) id: ca82004a88 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています！ (2022年4月1日 12時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2021年10月27日 16時) (レス) @page36 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
ココアシュガー(プロフ) - ちうさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！最近更新出来ずすみません…書ける時にしっかり更新していきます！！ (2021年1月18日 7時) (レス) id: ca82004a88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココアシュガー | 作成日時：2019年10月14日 3時
