60話 ページ14
〜A側〜
ｰハルヒが食堂を出てから数分ｰ
Aside
ハルヒ...遅いな.....
貴「ちょっとハルヒの様子を見てきます」
光馨「いってらっしゃーい」
自分は食堂から出て1番近い部屋の前に止まる
あれ?...ドア開いてる
ハ「うわっ!!」
ハルヒの声だ...
自分はそっとドアを開け、部屋の中の様子を覗いた
嘘…でしょ…
鏡夜先輩が上裸でハルヒを押し倒している光景が…
自分は沸き上がる悲しみを抑え、ゆっくりとドアを閉め、気づいたら自分の部屋にいた
(ｶﾞﾁｬｯ
貴(泣
久しぶりに声を大にして泣いた
(ｺﾝｺﾝｯ
ドアのノックにも返事が出来ないくらい、悲しかった
環「Aっ!!…どうして泣いてるんだ」
環先輩は心配しているかのような声色で話しかけてくる
貴「ごめっ...なさい.....なんでも...無いです」泣
環「普通何も無いのに泣かないだろ?何があったのか話してみろ。俺が全部聞いてやる」
環先輩はそう言いながら自分の前にしゃがみ、涙を手で拭ってくれる
そして環先輩は自分の隣に座った
自分が泣いていた原因を話した
鏡夜先輩がハルヒを押し倒していたこと
自分は確証はないが、恐らく鏡夜先輩が好きなこと
環先輩は全てを、聞いてくれた
途中相槌を入れたり、頭を撫でてくれたり、背中を摩ってくれたり。
環「そうか...辛かったな」
環先輩はいつも優しい...自分より他人のこと考えていて、見返りも決して求めていない
そんな環先輩だから、バカでもドジでも、愛されているのかな
貴「良いんですよ、もう。自分はもう恋なんかしないって決めてたのに恋をしたのがいけないんです
鏡夜先輩はハルヒのことが好きだから」
ハルヒと鏡夜先輩が幸せになるなら…自分はどうなったっていい
環「お前はバカだな」
貴「へ?」
環「いつもいつも、ハルヒのことばっかりで自分を大切にしないよな」
自分はハルヒを守るために産まれたも同然だから
環「もっと自分を大切にしたらどうなんだ?
そんな人生疲れるだろ」
貴「疲れる…疲れたことなんてないですね。好きでハルヒを守ってますから」
環「そうか…でも、いづれお前も誰かに守られるよ」ﾎﾞｿｯ
貴「え?」
環「なんでもない...とにかく、お前はハルヒのこと守りたいなら自分の身体をもう少し大切にしろ」
環先輩はそう言って部屋から出た
貴「なに...“守られる”って」
自分はしばらくその事で考えていた
(ｺﾝｺﾝｯ
貴「…はい」
「俺だ」
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うたプリ大好き?(プロフ) - 更新再開楽しみにしています！ (2022年4月2日 1時) (
レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
ココアシュガー(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません！！楽しみにしていただきありがとうございます！これからまたゆっくりになりますが更新していきますので今後もよろしくお願いします！！ (2022年4月1日 17時) (レス) id: ca82004a88 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています！ (2022年4月1日 12時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2021年10月27日 16時) (レス) @page36 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
ココアシュガー(プロフ) - ちうさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！最近更新出来ずすみません…書ける時にしっかり更新していきます！！ (2021年1月18日 7時) (レス) id: ca82004a88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココアシュガー | 作成日時：2019年10月14日 3時
