近藤さんには色々と凄い妹がいたそうです。

33.幽霊...？ ページ37

兄さんが倒れたので今日はお開きになった
まぁ時間も時間なので皆各自部屋に戻る事に


部屋に戻り布団を敷き直す
すると外から
呪わしい声が聞こえてきた


「ﾀﾋねよ〜 土方〜 お前頼むから ﾀﾋねよ〜」


……

スパンｯ

麩を開けるとそこには頭に蝋燭を付けた白を纏った総悟君
と私と同じように麩を開けた土方さん


貴「なにやってんすか」

沖「ジョ…ジョギング」

貴「汗かいて無いように見えるけど」

土「ウソつくんじゃねェ！そんな格好で走ったら頭火だるまになるわ！！！
儀式だろ？俺を抹殺する儀式をひらいていただろう！！！」

沖「自意識過剰な人だ、そんなんじゃノイローゼになりますぜ」

土「何を…!!!」


何か言葉を言いかけて固まった土方さん
冷や汗を垂らしながらゆっくりと何かを探すように右を向く



貴「どうしたんですか？土方さん？」

土「総悟、A、今あそこに何か見えなかったか…」

沖「いいえ何も…」

貴「見ようにも土方さんと被ってるんで何も見えませんよ」

土「……」



土方さんは何か難しい顔をして黙り込んでしまった

その時





「ぎゃああぁあああああああああああああああ」




？！？！

急いで声のする方に駆けつけると


貴「大丈夫か？！」


何かに魘されている隊員達


土「おい、どうした！」

隊員1「赤い着物を着た女がｧ」

隊員2「く、くるなぁｳﾞｩ」

隊員3「助けて…く……れ」

沖「赤い着物を着た女……」

貴「と、とりあえず布団の用意してくるな！総悟君は水タオルの準備お願いできる？土方さん運んでください！」



赤い着物を着た女……

まさか、幽霊とかじゃないだろうね……？

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