157話 ページ39
「よこせツナ」
「えっ」
「撃たせるわけにはいきませんよ」
おじさまが綱吉くんから銃弾を受け取ろうと試みるも六道くんに阻まれてしまう
それを抑えようとおじさまのフォローに割って入る
『させません！』
「くっ」
私が足止めをしている間におじさまは弾を獲得することに成功したようだ
「見た事ねー弾だな。ぶっつけで試すしかねーな」
「えー！！？ぶっ…ぶっつけー！？」
やはりおじさまも見たことがないらしく一か八かの賭けに出る様子
「させませんよ」
『あっ！』
綱吉くんの頭上に大量のダイナマイトが舞った
反応が一瞬遅れた私は相手にしている城島くんとビアンキさんの攻撃を振り切れなかった
「君の体を無傷で手に入れるのはあきらめました」
「そんな！！うわあああ！！！」
おじさまが弾を充填するのを視界の端で捉えた
「間に合うものか」
ダイナマイトが地に落ち爆発した
爆風で視界が悪くなるが、私はきちんとその瞬間を捉えた
「ボムをまともにくらいましたね」
「おやおやこれは重傷だ」
確かに煙が晴れた先には傷を負った綱吉くんがいた
横たわり動けない彼が
「なんの効果も表れないところを見ると、特殊弾もはずしたようですね」
「…………」
(いえ、おじさまが撃った特殊弾は…)
確実に綱吉くんの額に命中していた
「万事休す___…あっけない幕切れでした。さあ、虫の息のその体を引き取りましょう」
六道くんがゆっくりと綱吉くんに近づく
私はその様子を静かに見守る
私はきちんとこの目で見てきたから
きちんと、覚えているから
彼が、綱吉くんが本当はとても強い方だということを
とても優しい人だということを
だから
(私は…貴方を、綱吉くんを信じています！)
「オレの小言は言うまでもねーな」
彼の瞳に強い光が宿った
「ほう、この期に及んでそんな目をしますか。ですが、もう幕引きにしましょう」
六道くんが剣を振りかざした
「このまま死なれても困りますからね」
当たるかと思われたその剣は、綱吉くんの手によって止められた
その手が強く、眩しく光り出した
煌々と輝いた手袋はなんと姿を変え、グローブへと変化した
剣を折った彼は静かなる闘志を燃やす
「骸…おまえを倒さなければ……」
額に灯るは暖かな橙色の炎
「死んでも死に切れねえ」
ボンゴレの大空の炎だった
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海波(プロフ) - ゆうきりんりんさん» お返事遅くなり申し訳ありません！はじめまして！そしてありがとうございます！拙い文章とお話ですが、読んで頂けて本当に嬉しいです。今書いている黒曜にはベル出て来ませんが、またお話を進めてかっこいいベルをたくさん書けるように精進いたします(*^^*) (2020年10月10日 23時) (
レス) id: cec24bdf19 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうきりんりん - はじめまして！リボーンに再燃してベルが大好きなのでここの小説を見つけてからとても楽しみに読ませてもらってます^_^お忙しいかと思いますが、お体に気をつけながら頑張ってください。他のキャラはもちろん、ここのベルがかっこよすぎて一気読みしちゃいました(^^) (2020年9月8日 19時) (レス) id: 2de915a631 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - これからもずっと応援しています！！何回も書きますがこれからも頑張って下さい！ (2020年7月21日 17時) (レス) id: 5fecd92571 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 更新お疲れ様です！！投稿をするのが遅くてごめんなさい。最近体調はいかがですか？私は、この小説を読んでずっと元気をもらっています！！ここからしか書けなくてすみません。でも私はこの小説をずっと応援しています！！これからも体に気をつけて頑張って下さい！！ (2020年7月21日 17時) (レス) id: 5fecd92571 (このIDを非表示/違反報告)
海波(プロフ) - かなりさん» かなりさんも体調お気をつけてくださいね！コメント頂きありがとうございます！ (2020年7月14日 0時) (レス) id: c1dcc8993b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海波 | 作成日時：2020年5月22日 12時
