150話 ページ32
「やはり、お前の目的は……」
「クフフフ、目的ではなく手段ですよ。若きマフィアのボスを手中に納めてから僕の復讐は始まる」
「な…何言ってんの〜！？」
(あの時に聞いた綱吉くんの体を頂くと言っていたのはこのことだったのですね…)
あの時はわからなかったピースが頭の中でピタリとはまった
綱吉くんの体をのっとる＿憑依することでマフィアへの恨みを晴らそうとしているのだ
「そんな〜っオレは…ダメダメでいいことないって！！」
パニックになった綱吉くんが顔を青ざめて後退りする
そんな彼を落ち着かせるためかかはたまた気にしていないのか、おじさまは至って冷静な態度を示す
「奴の剣に気をつけろ」
「え！？」
『あの剣に傷をつけられると六道くんに憑依されてしまいます』
「そ！そんな！」
剣を注視し、彼の動きを見逃さないようにする
「よくご存知で」
「わっ」
「その通りです」
「！？」
それは隼人くんからビアンキさんへと器用に投げられた
彼女の足元には気を失った雲雀くんが横たわっていた
『あっ！』
「もっとも僕はこの行為を"契約する"と言っていますがね」
「な！！？」
綱吉くんを守ることに集中しすぎたせいで雲雀くんへの憑依を許してしまった
ビアンキさんの体はフッと倒れ彼女の体からまた気配がなくなった
雲雀くんの体がピクリと動く
「ま…まさか…！！」
『雲雀くんの中に…！っ』
ゆらっと立ち上がった雲雀くんに嫌な予感がし、薙刀を構え綱吉くんの前に立つ
『っ！！くっ！！』
すると一瞬にしてわたしの目の前に迫り、構えた薙刀に力一杯トンファーが叩きつけられた
しかし
『きゃっ！』
「おや？」
そのまま彼は体ごと傾き、私の上に力なく崩れ落ちた
「この体は使いものになりませんね。これで戦っていたとは恐ろしい男だ、雲雀恭弥…」
そう無気力に呟いたかと思えば彼の気配がなくなり、また雲雀くんの体は重くなった
「ああっ骸の気配が消えた……！」
『雲雀くん！』
ゆっくりと彼の体を床に寝かせ、再び臨戦態勢を取る
「気をつけろよ。また獄寺かビアンキに憑依するぞ」
「ひいい！そ……そんな…！！」
警戒したのも束の間
「ご…獄寺君に！？え！？ビアンキにも！？」
お二人同時に起き上がってしまった
さらに扉が無造作に開かれボロボロの柿本くんと城島くんも姿を現した
もちろん彼らの意思ではなく六道くんに憑依されて
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海波(プロフ) - ゆうきりんりんさん» お返事遅くなり申し訳ありません！はじめまして！そしてありがとうございます！拙い文章とお話ですが、読んで頂けて本当に嬉しいです。今書いている黒曜にはベル出て来ませんが、またお話を進めてかっこいいベルをたくさん書けるように精進いたします(*^^*) (2020年10月10日 23時) (
レス) id: cec24bdf19 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうきりんりん - はじめまして！リボーンに再燃してベルが大好きなのでここの小説を見つけてからとても楽しみに読ませてもらってます^_^お忙しいかと思いますが、お体に気をつけながら頑張ってください。他のキャラはもちろん、ここのベルがかっこよすぎて一気読みしちゃいました(^^) (2020年9月8日 19時) (レス) id: 2de915a631 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - これからもずっと応援しています！！何回も書きますがこれからも頑張って下さい！ (2020年7月21日 17時) (レス) id: 5fecd92571 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 更新お疲れ様です！！投稿をするのが遅くてごめんなさい。最近体調はいかがですか？私は、この小説を読んでずっと元気をもらっています！！ここからしか書けなくてすみません。でも私はこの小説をずっと応援しています！！これからも体に気をつけて頑張って下さい！！ (2020年7月21日 17時) (レス) id: 5fecd92571 (このIDを非表示/違反報告)
海波(プロフ) - かなりさん» かなりさんも体調お気をつけてくださいね！コメント頂きありがとうございます！ (2020年7月14日 0時) (レス) id: c1dcc8993b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海波 | 作成日時：2020年5月22日 12時
