147話 ページ29
「肩貸してくれない…」
「……？」
それは綱吉くんも同じだったようで訝しげな顔をして動きを止めた
「しょーがねーなー。きょ…今日だけだからな」
「『！！』」
何か嫌なものを感じ思わず声を上げてしまった
『隼人くん！待ってください！』
「獄寺君！！いっちゃだめだ！」
「え？」
「ん？」
私自身も驚いて思わず綱吉くんと顔を見合わせてしまった
「どうかしたの？ツナもAも肩を貸して…」
「え…！？あ…うん…」
『は、はい…』
(私…一体何を…？でもなんだか嫌な予感がして…)
自身の発した言葉に疑問を持ちながらもビアンキさんに向ける視線には僅かな疑惑が宿ってしまう
「いいっスよ10代目は、冬園も、これくらいのケガ大丈夫っスから」
「…でも…」
『…』
獄寺君の言葉に食い下がるものの綱吉くんも尻込みしているようだ
「すまないわね隼人」
「ほら、手」
「はい」
隼人くんが手を差し出しそれを取るかのように見えた
しかし
隼人くんに差し出されたのは手ではなく三叉の槍だった
彼の頬を掠め少し傷がつく
「なっ何しやがんだ！！」
「！」
『っ！』
「えぇ！？」
驚き一歩後ろに足が下がる
「まあ！私ったら…！！」
「ビアン…！！」
ビアンキさんも驚いているように見えるが、なんだかちぐはぐな感じがする
綱吉くんも同じことを感じているのだろう
彼女の名前を呼びかけるも口を噤んでしまった
「何やってんだビアンキ」
「『リボーン/おじさま』」
跳躍して私たちの前に出たおじさまは、呼びかけるようにビアンキさんの鼻をぺちぺちと叩く
「しっかりしろ、刺したのは弟だぞ」
「私、なんてことを…したのかしら」
「ああっ！」
『なんでっ…』
「リボーンさん！」
「こいつは厄介だな」
なんとビアンキさんはおじさままでも刺そうしたのだ
おじさまはそれを避けたものの私たちは更に困惑する
「まさか…マインドコントロール………！？」
「ちげーな何かに憑かれてるみてーだ」
おじさまはマインドコントロールではないという
しかしビアンキさんの様子は絶対に何かおかしい
「それって呪いスか？」
「そんなことが…」
「だが事実だ」
信じ難いという風に声を上げるが、これは現に目の前で起きている
「何言ってるのよ私よ」
それでも目の前の彼女＿いや彼女ではない誰かは首を横に振る
(この感じはビアンキさんではない…絶対に感じたことのある感覚…)
自然と口が開いた
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海波(プロフ) - ゆうきりんりんさん» お返事遅くなり申し訳ありません！はじめまして！そしてありがとうございます！拙い文章とお話ですが、読んで頂けて本当に嬉しいです。今書いている黒曜にはベル出て来ませんが、またお話を進めてかっこいいベルをたくさん書けるように精進いたします(*^^*) (2020年10月10日 23時) (
レス) id: cec24bdf19 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうきりんりん - はじめまして！リボーンに再燃してベルが大好きなのでここの小説を見つけてからとても楽しみに読ませてもらってます^_^お忙しいかと思いますが、お体に気をつけながら頑張ってください。他のキャラはもちろん、ここのベルがかっこよすぎて一気読みしちゃいました(^^) (2020年9月8日 19時) (レス) id: 2de915a631 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - これからもずっと応援しています！！何回も書きますがこれからも頑張って下さい！ (2020年7月21日 17時) (レス) id: 5fecd92571 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 更新お疲れ様です！！投稿をするのが遅くてごめんなさい。最近体調はいかがですか？私は、この小説を読んでずっと元気をもらっています！！ここからしか書けなくてすみません。でも私はこの小説をずっと応援しています！！これからも体に気をつけて頑張って下さい！！ (2020年7月21日 17時) (レス) id: 5fecd92571 (このIDを非表示/違反報告)
海波(プロフ) - かなりさん» かなりさんも体調お気をつけてくださいね！コメント頂きありがとうございます！ (2020年7月14日 0時) (レス) id: c1dcc8993b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海波 | 作成日時：2020年5月22日 12時
