130話 ページ11
「おや、やっとボンゴレについて話す気になりましたか？」
『っ！そ、れは…』
思わず口ごもれば間髪入れずに六道くんが鼻で笑う
「クフフ、やはりあなたは所詮マフィアだ。掟のためなら人の命など気にしない。結局自分が一番かわいいんです」
『そんなことありません！』
「なら、彼のために話せますよね？」
彼が怖いぐらいの笑顔で私を見下ろす
確かに雲雀くんを助けたい
けれど
(掟を破るわけにはいきません…)
ゆっくりと頭を下げる
『私はどうなっても構いません。けれど彼は、雲雀くんはマフィアとはなんら関係のない一般人です。どうか、それ以上傷つけるのはやめてください』
「クフフフ、まったくおもしろい人間だ。でははっきりと答えて差し上げましょう。返事は、いいえです」
無情にも一蹴され、また殴り蹴られる音が部屋に響く
(私はなんて…無力で、自分勝手で…弱いのでしょう…)
自分の弱さを痛感し、私は蹲ったまま動けなかった
気を失った雲雀くんが別室へ運ばれて行ったのはそれからすぐのことだった
〜・〜・〜
しばらく席を外していた六道くんがゆったりとした歩みで戻って来た
「クフフフ、哀れなマフィアの娘。貴女は誰も助けられない」
嘲笑うように口角を上げた彼は私に目線を合わせるようにしゃがんだ
「自分の非力さを痛感したところですし、どうです？そろそろボンゴレについて話す気になりましたか？」
『…どんなことが起きようと、私の答えは変わりません。絶対に話しません』
ガッと髪を強引に掴まれた
痛みで顔が歪む
「そろそろ話して頂かないと、先ほどの彼のようになりますよ」
『っそんなことは百も承知です。何をされても私は口を割りません』
ギリギリと力が込められるが、唐突に手が乱暴に離された
「まあいいでしょう。ボンゴレ10代目が見つかるのも時間の問題ですから」
『っ！それはどういう…』
私の言葉に彼はニヤリと笑うだけで答えはしなかった
ゆっくりとソファに腰掛ける彼を横目に眉根を寄せた
(綱吉くん…無事で、いてください)
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海波(プロフ) - ゆうきりんりんさん» お返事遅くなり申し訳ありません！はじめまして！そしてありがとうございます！拙い文章とお話ですが、読んで頂けて本当に嬉しいです。今書いている黒曜にはベル出て来ませんが、またお話を進めてかっこいいベルをたくさん書けるように精進いたします(*^^*) (2020年10月10日 23時) (
レス) id: cec24bdf19 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうきりんりん - はじめまして！リボーンに再燃してベルが大好きなのでここの小説を見つけてからとても楽しみに読ませてもらってます^_^お忙しいかと思いますが、お体に気をつけながら頑張ってください。他のキャラはもちろん、ここのベルがかっこよすぎて一気読みしちゃいました(^^) (2020年9月8日 19時) (レス) id: 2de915a631 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - これからもずっと応援しています！！何回も書きますがこれからも頑張って下さい！ (2020年7月21日 17時) (レス) id: 5fecd92571 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 更新お疲れ様です！！投稿をするのが遅くてごめんなさい。最近体調はいかがですか？私は、この小説を読んでずっと元気をもらっています！！ここからしか書けなくてすみません。でも私はこの小説をずっと応援しています！！これからも体に気をつけて頑張って下さい！！ (2020年7月21日 17時) (レス) id: 5fecd92571 (このIDを非表示/違反報告)
海波(プロフ) - かなりさん» かなりさんも体調お気をつけてくださいね！コメント頂きありがとうございます！ (2020年7月14日 0時) (レス) id: c1dcc8993b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海波 | 作成日時：2020年5月22日 12時
