【REBORN】雪の灯火part2 (ページ6)

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45話ページ6

(side？？？)

久方ぶりに陽の光を浴びた気がする

前に外の世界を見たのは2人の男女が独立暗殺部隊に私＿いえ、コレを運んだ時

白髪の男性と茶髪の女性

会話もよく覚えている

"ねえあなた、本当にヴァリアーにこの剣を預けるの？"

"ああ、いつかあの子の役に立つ。CEDEFよりもここにあった方がいい気がするんだ。たぶんね"

"もう！…でも、あなたの予感は何故か当たるからきっとそうなんでしょうね"

"あの子を＿いえAをよろしくお願いいたします。ボンゴレファミリー初代雪の守護者、クリスタ様"

初めは、A様とはどんな方なのか全く存じ上げなかった

しかし今日、巡り会えたのだ

白髪に空色の瞳を持つ少女

私と瓜二つの顔の彼女＿A様に

あの方は私と同じ
同じ運命を背負ってしまった

ああ、神よどうかA様をお守りください

きっと彼女には辛い道を歩ませてしまう

私が作ってしまった因縁に巻き込まれ
もしかしたら、命を落としてしまうかもしれない

彼女が持ってしまった私と同じ力
その真相を知った時、危険な立場に追いやられてしまうかもしれない

私はこの中から彼女を見守ることしかできない

なんて歯がゆいのだろう

私にもっと力があれば…

思念だけでも、ほんの少しの微力な力でも
彼女を守らねば

この世にただ1人しか存在しない

雪の波動を持つ者

それは儚く燃ゆる

雪の灯火