6話 ページ8
みなさんが見えなくなった頃、足元に立っている小さな影に話しかける
『あの、ラルさん…？』
「なんだ」
『お仕事ではないのですか…？』
「オレはまだここに用があるんだ」
そう、ラルさんが未だ残っていたのだ
「と言っても、オレの知り合いがここにいろと連絡して来たからなんだがな」
『それでしたら、私の部屋にいらっしゃいませんか？まだ昼食まで時間がありますし』
ラルさんと共に自室に戻ってきた私は、お気に入りの茶葉で紅茶を入れる
『どうぞ』
「……」
『ラルさん…？』
「いや、頂こう」
ラルさんは紅茶と私をしばらく見比べた後にカップを手にした
「お前も、聞かないんだな」
『？何をですか？』
私が首をかしげるとラルさんは少し減ったカップを置いた
「オレがなぜ赤ん坊なのかということだ」
確かに気になってはいた
けれど、
『無理に聞くべきではないかなと、思いましたので』
話したくないことの2つや3つ人にはあるだろう
現にお父さんとお母さんもマフィアであることを黙っていたのだから
「ふっお前らはどこまでも似ているな」
『？』
(なんて、おっしゃったんだろう)
ラルさんの小さな呟きはあいにく聞き取れなかった
「お前もボンゴレにいる以上知っておいたほうがいいだろう。長い話になるが、まあいい」
そうしてラルさんは話し出した
アルコバレーノと呼ばれる、選ばれし7人＿イ・プレシェル・ティ・セッテのことを
〜・〜・〜
「ありえない話だが現にオレがここにいるからな。残念ながら証明されちまってる」
確かに、ラルさんのお話はあまりにも非現実的な話だった
内容もかなり難しい
今まで覚えてきた知識を総動員させなければ、きっと理解できなかっただろう
「理解、できたのか？」
『今まで覚えてきたことを使えば、なんとか…』
「…A、お前記憶力がいいとかよく言われないか？」
『言われますが、単に覚えるのが得意だからだと思いますよ？』
「…そうか」
ラルさんは不思議な方だ
何年も生きてきたからだと思うが、私よりも一手も二手も先の話をする
今だって質問の真意が見えないのだから
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ただラルさんと絡ませたかったという私の欲望がすごい(すごい)
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海波(プロフ) - Lemonadeさん» ご許可いただきありがとうございます！！作品の方頑張って展開していきますね！この度は本当にありがとうございました！ (2019年7月4日 0時) (
レス) id: c1dcc8993b (このIDを非表示/違反報告)
Lemonade(プロフ) - やり方が分からなくて不安でしたが無事見ていただけて良かったです！本当ですか？！是非よろしくお願いします！これからも作品を楽しみにしています！ (2019年7月3日 19時) (レス) id: 242d92c946 (このIDを非表示/違反報告)
海波(プロフ) - Lemonadeさん» わわ！！イラストありがとうございます！！めっちゃくちゃかわいいですね！？！？優しげな青い目！イメージ通りです(T ^ T)もしLemonadeさんがよろしければ、作品の方で紹介させていただいてもよろしいでしょうか？ (2019年7月3日 0時) (レス) id: c1dcc8993b (このIDを非表示/違反報告)
Lemonade(プロフ) - 主人公ちゃんが可愛くて想像で描いてみました！http://uranai.nosv.org/uploader/common/a/6/8/a6871613ed38166c9696639f2820355b.jpeg (2019年7月3日 0時) (レス) id: 8e4b5ba485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海波 | 作成日時：2019年6月21日 16時
