33話 ページ38
ルッス姐さんと2人で朝食を作り終わり、ダイニングに運ぶ
料理を並べていると、レヴィさんやスクさん、マーモンさんがやって来た
しかしベルの姿が見当たらない
『あのルッス姐さん、ベルはどうしたのでしょう？』
「ああ、ベルちゃんね朝はうんと弱いから全然起きてこないのよ！大体お昼ぐらいかしら？心配しなくっても全然大丈夫よ〜」
『そう、ですか』
安心したような少し寂しいような
複雑な気持ちを感じながら朝食を食べる
余談だが、今日も昨日ほどではないが一悶着あった食事だった
お皿を片付けているとマーモンさんが私に近づいて来る
「A、今日はボクの手伝いをしてもらう約束だからね。あとで部屋に来てくれ」
『はい！ここを片付けたらすぐにお伺いいたしますね！』
マーモンさんの手伝いとは一体何をするのか
どんなものか考えながらも手早く洗い物を済ませていく
〜・〜・〜
マーモンさんの部屋はベルの部屋の隣
チラッと扉を見ながらマーモンさんの部屋の扉をノックする
『マーモンさん、Aです』
「入っていいよ」
扉を開けると暗い色で統一された落ち着いた雰囲気の部屋が広がる
「そこ、座って」
『はい』
マーモンさんは大量の本を運びながら、私に顎で椅子に座るように示す
本を棚にしまったマーモンさんが私の向かい側にちょこんと座った
「さて、手伝いというのはボクの研究に貢献してもらうことだよ」
『研究、ですか？』
一体何の研究だろう
「ああ。A、アルコバレーノは知ってるかい？」
『はい！知り合いに聞きました』
「アルコバレーノが呪いだというのは？」
『それも存じております』
「なら話は早いね」
マーモンさんは隊服の下からチェーンに縛られたインディゴのおしゃぶりを取り出した
「ボクの研究はこの忌々しい呪いを解くことさ。そのために少しばかり君の知識を借りたいというのが手伝いの内容さ」
憎らしげにおしゃぶりを一瞥し、また隊服の下へと戻した
「どうだい？引き受けてくれるかい？」
『もちろんです！しかし…私がお役に立てるのでしょうか？』
アルコバレーノというのはずっと生きているのだと聞く
私よりも遥かに知識量はあるはず
果たして私に手伝えることがあるだろうか
私が不安げな顔をしていると目の前に大量の紙の束が置かれた
「ボクがこれまで調べてわかったアルコバレーノに関しての資料だよ。これを読んで気づいたことを教えて欲しい」
こ、こんなに…
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海波(プロフ) - Lemonadeさん» ご許可いただきありがとうございます！！作品の方頑張って展開していきますね！この度は本当にありがとうございました！ (2019年7月4日 0時) (
レス) id: c1dcc8993b (このIDを非表示/違反報告)
Lemonade(プロフ) - やり方が分からなくて不安でしたが無事見ていただけて良かったです！本当ですか？！是非よろしくお願いします！これからも作品を楽しみにしています！ (2019年7月3日 19時) (レス) id: 242d92c946 (このIDを非表示/違反報告)
海波(プロフ) - Lemonadeさん» わわ！！イラストありがとうございます！！めっちゃくちゃかわいいですね！？！？優しげな青い目！イメージ通りです(T ^ T)もしLemonadeさんがよろしければ、作品の方で紹介させていただいてもよろしいでしょうか？ (2019年7月3日 0時) (レス) id: c1dcc8993b (このIDを非表示/違反報告)
Lemonade(プロフ) - 主人公ちゃんが可愛くて想像で描いてみました！http://uranai.nosv.org/uploader/common/a/6/8/a6871613ed38166c9696639f2820355b.jpeg (2019年7月3日 0時) (レス) id: 8e4b5ba485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海波 | 作成日時：2019年6月21日 16時
