23話 ページ27
ヴァリアー城に訪れて数分
オカマさん(？)と少々衝撃的な初対面
「あらあ！その子がAちゃんね！んまあ、とっても可愛いわ〜♡」
『あ、あ、あの』
素早い動きで空いている手を握られ顔を覗き込まれる
私が戸惑っていると、オカマさんはそれに気づいてくださった
「ごめんなさいね！ついテンション上がっちゃって」
『いえ！こちらこそ申し訳ありません！』
「あなたが謝ることないわ〜！改めまして、初めましてルッスーリアよ！ルッス姐さんって呼んでちょうだい♡」
『はい！ルッス姐さん！』
「んまあ〜ありがと〜」
男性の方だと思うが、それでも仕草や言葉遣いが女性っぽいから呼び方がしっくりきている
ルッス姐さんに歓喜のハグをされる
少し息苦しいが、空いている方の手でハグをし返す
するとベルが私の握っている方の手を少し強めに引っ張った
「いつまでやってんだよルッスーリア」
「あらあ！ごめんなさいね！」
『いえ！』
ルッス姐さんのホールドから解放され、今度はベルの腕に閉じ込められた
『あっ、うっ、ベル！？』
「あら」
ルッス姐さんがニヤついている
サングラス越しでもわかる
思わず顔を赤くしてしまう
(どなたか、この場をなんとかしてください！)
ルッス姐さんは茶化すし、ベルもそれに言い返すし
もう大変だ
「君たち、何をしているんだい」
私が心の中で叫ぶと、少し高めの声が聞こえた
救世主が現れたと嬉しくなり、ベルの肩越しに声のした方を見る
『マーモンさん！』
「ム、冬園A。そうか君が来たんだね」
フヨフヨと前に会った時のように私の目の前に降りてくる
「一度会っただけなのに、良く覚えていたね」
『物覚えはいい方なので』
「…なるほどね」
(？今、変な間があったのは気のせいでしょうか？)
私が小首を傾げているとマーモンさんは小さな手を伸ばして私の鼻をちょんちょんと触る
「君はなかなか面白いね。気に入ったよ。何か困ったことがあったら言ってくれていいよ。特別にタダで受けてあげるよ」
(タダとはどういうことでしょう…それに面白いって)
ますます疑問符が頭を飛び交うが、早速マーモンさんを頼る
『マーモンさん、早速なのですが、ルッス姐さんとベルをなんとかしていただけますか…？』
未だに言い合っている2人を見やる
ルッス姐さんがからかっているのにベルがむきになって言い返している
「いいよ」
マーモンさんは短く返事をすると2人の間に入る
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海波(プロフ) - Lemonadeさん» ご許可いただきありがとうございます！！作品の方頑張って展開していきますね！この度は本当にありがとうございました！ (2019年7月4日 0時) (
レス) id: c1dcc8993b (このIDを非表示/違反報告)
Lemonade(プロフ) - やり方が分からなくて不安でしたが無事見ていただけて良かったです！本当ですか？！是非よろしくお願いします！これからも作品を楽しみにしています！ (2019年7月3日 19時) (レス) id: 242d92c946 (このIDを非表示/違反報告)
海波(プロフ) - Lemonadeさん» わわ！！イラストありがとうございます！！めっちゃくちゃかわいいですね！？！？優しげな青い目！イメージ通りです(T ^ T)もしLemonadeさんがよろしければ、作品の方で紹介させていただいてもよろしいでしょうか？ (2019年7月3日 0時) (レス) id: c1dcc8993b (このIDを非表示/違反報告)
Lemonade(プロフ) - 主人公ちゃんが可愛くて想像で描いてみました！http://uranai.nosv.org/uploader/common/a/6/8/a6871613ed38166c9696639f2820355b.jpeg (2019年7月3日 0時) (レス) id: 8e4b5ba485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海波 | 作成日時：2019年6月21日 16時
