20話 ページ23
(sideベルフェゴール)
今日はAとデートをした
ま、Aはデートだなんて思ってないだろうけど
少しでも意識させられれば上出来
明日からしばらく任務だしな
次に会えるまで時間空くとか意味わかんねー
頭の後ろで手を組みながら、ヴァリアー城の静かな廊下を歩く
わずかな気配を感じ後方にナイフを投げる
すると空中でナイフがピタリと止まり音を立てて地面に落ちた
「ちっ、マーモンかよ」
「ム、なんだい？その言い草は、ボクじゃなかったら誰だっていうのさ」
「べっつにー、程度の低いやつらなら針千本のサボテンにしてやろうと思ってただけだし」
俺の隣にフヨフヨとやってくるマーモン
アルコバレーノだかなんだか知らねーけど幻術使えるただの赤ん坊だろ
「ベル、またあの娘と会っていたんだって？」
「別にいいだろ。王子の勝手じゃん」
マーモンとスクアーロは何かとAを気にしている
それを聞いた変態オカマ(ルッスーリア)も興味を持っていた
「てか、マーモンが人に興味持つとか珍しくね？守銭奴のくせに」
「ボクはあの娘の記憶力にしか興味ないよ。勘違いされては困るね」
Aとオレらが初めて会った日
後から聞いたらスクアーロとマーモンはAのことを一方的に知っていたらしい
じじいが引き取ったやつだったから調べておく必要があったのと、興味があったと言っていた
オレが後から文句を言ったら、「調べて頭に入れとけっていただろうがあぁあ！！」ってクソうるせー声でスクアーロに怒鳴られた
うぜえ
「ああ、そうだ。スクアーロが報告書を出せって叫んでたよ」
「めんどくせー」
「そろそろ血管が切れそうだから早く出してあげたほうがいいよ」
「へいへい」
オレがかったるそうに返事をするとマーモンはユラユラと揺れて消えた
一度自室により報告書を持ちスクアーロの部屋を訪ねる
「スクアーロ報告書持ってきてやったぜ」
「ゔおぉおい！！！おっせえぞベル！！！」
「うるせえ」
荒々しく開いた扉からスクアーロがこれまた荒々しく出てきた
「ゔおぉおい、今日もあの娘に会ってきたんだってな」
「マーモンと同じこと言ってるのウケるんだけど」
「あ？なんだと？？」
マーモンと同じくスクアーロもAのこと気にしすぎだっての
「べっつにー、そんなに気になるならAと会ってみりゃいいんじゃん」
「そんな暇ねえぞおぉお！！」
「ふーん、じゃあさ＿」
Aがこっちに来ればいいんじゃね？
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海波(プロフ) - Lemonadeさん» ご許可いただきありがとうございます！！作品の方頑張って展開していきますね！この度は本当にありがとうございました！ (2019年7月4日 0時) (
レス) id: c1dcc8993b (このIDを非表示/違反報告)
Lemonade(プロフ) - やり方が分からなくて不安でしたが無事見ていただけて良かったです！本当ですか？！是非よろしくお願いします！これからも作品を楽しみにしています！ (2019年7月3日 19時) (レス) id: 242d92c946 (このIDを非表示/違反報告)
海波(プロフ) - Lemonadeさん» わわ！！イラストありがとうございます！！めっちゃくちゃかわいいですね！？！？優しげな青い目！イメージ通りです(T ^ T)もしLemonadeさんがよろしければ、作品の方で紹介させていただいてもよろしいでしょうか？ (2019年7月3日 0時) (レス) id: c1dcc8993b (このIDを非表示/違反報告)
Lemonade(プロフ) - 主人公ちゃんが可愛くて想像で描いてみました！http://uranai.nosv.org/uploader/common/a/6/8/a6871613ed38166c9696639f2820355b.jpeg (2019年7月3日 0時) (レス) id: 8e4b5ba485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海波 | 作成日時：2019年6月21日 16時
