黒 の 彼 女 ４

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『 ふふっ、さっくん！！ 』

佐久間「 さっくんでーす！ 」

『 へへ〜笑 』


さっくんは私より小さい

けど、どこかお兄ちゃんってところがある
お兄と同級生っていうのも一理あるんだと思うんだけど、お兄とはまた違うお兄ちゃん感があるんだよね


翔太「 Aの扱い慣れたんだな 」

佐久間「 慣れたんじゃなくて、分かったんだよ。
こうしたらAは傷つかない。とか、喜ぶ。とかメンバーになってからよーくわかった 」

阿部「 あんなに虐めてたのにな 」

ラウール「 え？たくまくん虐めてたの？ 」

照「 6人の時、メンバー飯会がその時月ごとではないけど、年に3回ぐらいあったのね
それに、Aを毎回呼んでたの 」

深澤「 あ〜あったね、笑 」

照「 最初は、お兄ちゃんの仲間だし、先輩だし。ってことで来てくれたんだけど
ある年のメンバー飯会でAをまた呼んだの

そしたら、案の定来てくれて
だけどそこで、佐久間がAのこと、もっと太れ！いや、痩せろ！とか
お兄ちゃんに似たのか似てねえのかハッキリしろ！とか意味わかんねえノリで絡みにいってたわけ 」


あ〜そんなことあったな〜

なんて、さっくんの腕の中でぼーっと考える


ラウール「 太れ！って言ったり、痩せろ！って言ったり
女の子には酷い言葉だよ、佐久間くん！ 」

佐久間「 その時の俺はどうかしてたよね笑 」

康二「 ほんまに！
いま、なべめっちゃ細いじゃないですか！ 」

佐久間「 確かに
俺も今抱きしめてて思うもん笑 」


さっくんの首にギューッと抱きつき、目を瞑る

あ、…さっくんいい匂い
蓮不足ってことは忘れてないけど
いまは、さっくんで充分かも


照「 そっから、Aは呼んでも来なくなるし
リハーサルで顔合したら絶対に、軽く言い合いみたいになるし、でもう大変だったな 」

阿部「 佐久間だけには挨拶しなかった時あったもんな、A 」

『 その時はホントムカついてたもん 』

宮舘「 レディーに変な事言うのは違うよね 」

『 ね？よくわかってる！ 』


さっくんと向き合ってたけど、いつの間にかさっくんにバックハグされてる状態になり
メンバーとの会話に参加する


翔太「 でもあれは面白かったよな
あの、滝沢歌舞伎でさ、佐久間のペアの子が怪我してリハ2日間だけ参加できないってなった時
滝沢くんが、裏方で支えてるAを、2日間だけのリハをペアにしようってなった瞬間の反応 」

深澤「 いやです！って手上げてたな笑 」


そんなこともあったな〜

と昔の思い出に浸っていた









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