黒 の 彼 女 ４

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「 はい、ついたよ 」

『 ありがとう 』

「 もしかしたら目黒いるかもしれない
目黒の現場の方が近いから、っておい！ 」

『 その言葉信じて走っていくわ！ 』

「 ったく…、気をつけろよ 」


蓮、いるかな

いない可能性だってあるのに、
少ない可能性を信じて私はスタジオまで走った


ガチャッ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


『 はぁっ、はぁっ、…おはよっ 』

深澤「 お、おはよう 」

佐久間「 あれ？めめは？ 」

『 へ、？ 』

ラウール「 Aちゃん、めめと一緒に来るって聞いてたからてっきり一緒だと思ってたんだけど…えっ、？！泣かないで？！ 」


さっくんとラウの言葉により、いまここに蓮が来てないことがわかった

扉の前に座り込み、ポロポロと落ちる涙
いきなりなく私を見て、慌てて涙を拭うラウに、どうすればいいのか分からなくてテンパるメンバー

困らせてる。なんてことは分かってる
けど、涙は止まらない


『 うっ、…っっ 』

？「 あれ？目黒と一緒じゃねえの？ 」

康二「 しょっぴー！！！
なべが急に泣き出してん！ 」


声がした方を見ると、水片手に私の後ろにいるお兄

お兄の顔を見たらまた泣けてきて
子供のように泣く

私最近泣きすぎじゃん…。


翔太「 あーあ、もう泣くなって 」

『 だってぇっっ 』

翔太「 目黒不足なんだな、はいはい 」

『 っ、お兄ぃ〜 』


お兄は私を軽々と持ち上げ、ソファーに座り
私を膝の上に乗らせて向かいあわせのように座らす

お兄の肩にデコをのっけると優しく頭が撫でられる


阿部「 やっぱお兄ちゃんのでかさって強いな 」

宮舘「 翔太と俺にしかわからないように
翔太とAにしか分からないものがあるんだよ 」

康二「 …なんか、舘様に言われたらめちゃめちゃ納得できるわ 」

ラウール「 僕も、Aちゃんのことなんでも知れる人になりたいな 」

深澤「 いつかなれる 」

照「 目黒は、翔太の立場を目ざしてるからな
結局恋人は、家族以上になれるもんってねぇからな 」

佐久間「 …めめ、まだかなぁ〜 」


メンバーの声を聞きながら目を瞑っていたら
さっくんが私たちが座ってる横に座ってきて
私の左手をにぎにぎしながら、めめ、まだかなぁ〜。って微笑んでいる


『 …さっく、ん 』

佐久間「 俺もめめ不足だからさ、！
Aの気持ちめっちゃわかる
って言っても、めめ不足以上にA不足だわ 」


おいで、とさっくんに言われたので
お兄の上からさっくんの膝の上へとうつり変わった









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