杖に魅いる２【ハリーポッター】 (ページ17)

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第17話ページ17

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早めに駅に着いたハーマイオニーとAはホグワーツ特急に乗った。

『コンパートメント席で待ってよう』

「そうね。」

ロンとハリーを待つのに荷物を置くと、一息ついた。
窓からはたくさんの人と、ハーマイオニーの両親が手を振っているのが見えた。

「きゃぁ！！」

『なに…！？』

「あぁもう！貴方また魔法動物を連れてきたの！？」

ハーマイオニーが声を大にして言った。見ると、ハーマイオニーのカバンには細長い体のボウトラックルがいた。

『ついて来ちゃったみたい』

「ついて、来ちゃった…？！」

『休暇中に杖の材料になる木を見に行ってたの。
そのときに、一匹のボウトラックルに懐かれちゃって』

カバンからボウトラックルを引き離すと、Aは自身のローブのフードの中に入れた。

ウェーブのかかった髪でそれを隠すように、後ろ髪を整えた。

「どうするつもり？」

『ハグリッドに頼んで、森に住ませてあげるの。それまでに見つからないようにしないとだけど。』

話してる内に、ホグワーツ特急は音を上げて動き出した。

「うそ！ハリーとロンがまだよ！」

ハーマイオニーが窓を開けた。
身を乗り出して駅のホームを見渡しても、2人はもちろんいなかった。