杖に魅いる２【ハリーポッター】 (ページ12)

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第12話ページ12

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「何をそんなに読んどるのかね」

『ロンとハリーからの手紙。』

Aはダーズリー家を出ると、ロンにハリーを迎えに行くよう頼んだ。

ティンバーを遣わせ、ロンたち兄弟の車をハリーの部屋の前まで誘導した。

すると、みるみる内にティンバーは大きくなり、プテラノドンを思わせるかのような姿になると、足で鉄格子を豪快に外したそうだ。

『ティンバー大活躍ね。えらい偉い』

ティンバーはひと活躍して疲れたのか、果物に一心不乱にかぶりついていた。

手紙の最後には、ハリーからは感謝のメッセージと、ロンからはモリーに怒られたので何とか説得してほしいとの事だった。

「A、2年生の教材は買ったのかい？」

『うん。ダイアゴン横丁に住んでると、ホントに楽よね』

「それはよかった。混み合う前に準備はせんとな」

オリバンダーは、新学期に向けてこれからダイアゴン横丁が混むだろうという事と、フローリシュ・アンド・ブロッツ書店でギルデロイ・ロックハートのイベントがあることを示唆していた。

しかしAはその日、ハーマイオニーからダイアゴン横丁に買い物をしに行くので、予定を空けておくようにと伝えられていた。