杖に魅いる２【ハリーポッター】 (ページ42)

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第42話ページ42

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「おっしゃる通りですなスネイプ先生。では生徒にやってもらいましょうか。」

スネイプの強気な正論に、ロックハートは反論できなかった。

そのうえ「ポッター、ウィーズリーどうだね？」と近くにいた2人に目をやった。

「ウィーズリーの杖では簡単な呪文でも惨事を起こす。ポッターを粉々にして病院送りにしかねない。
代わりに私の寮の生徒ではいかがかな？」

スネイプも余裕な顔でマルフォイを呼んだ。
もちろんマルフォイはやる気に満ち溢れた顔で、2人とも台に上がった。

「幸運を祈る。」

「はい先生。」

「最悪の組み合わせね。」

『ホント。2人とも怪我をしないといいけど』

ハリーはじっと睨みつけ、ドラコは悪戯な笑みを浮かべた。それを見かねたロックハートが言った。

「杖を構えて！
３つ数えたら武器を取り上げる術をかけなさい。
取り上げるだけ！いいですね？事故を起こすのはイヤですからね。」

2人はさっきの真似をして、杖を構えた。

ロックハートが「ワン、ツー」と数えたところでマルフォイはフライングした。

「エヴァーテ・スタティム(宙をおどれ)！」

もちろんハリーは吹き飛ばされた。
スリザリンの生徒は笑った。

『もうドラコ…』

「ハリー頑張れ！」