杖に魅いる２【ハリーポッター】 (ページ20)

今日:3 hit、昨日:12 hit、合計:142,424 hit

第20話ページ20

．

「ハリーとロンはこっぴどく叱られた」そんな噂が校内を回った。空飛ぶ車をマグルに見られたのだ。

「あんなの、当然よ」

『そうだね。』

「何読んでるの？」

Aはベッドに座り雑誌を読んでいた。
ハーマイオニーもその隣に座り、覗き込んでいた。

「聞いたことない生物や、ちんぷんかんぷんな情報ばっかりね。」

『そうかな？私こういうの好きよ』

「はいはい、髪をとかさないと」

Aの髪をブラッシングしようとするハーマイオニー。

『いいよ、朝やればいいから。私がハーマイオニーのしてあげる』

「せっかくきれいな髪なんだから」

『ううん、いいの』

クィブラーを押しつけると、ハーマイオニーの持っていたブラシを取って、半ば強制的にAはハーマイオニーの髪をとかした。

『いいねハーマイオニーの髪の色』

「私は貴方の髪色に憧れてる」

『ホワイトブロンド？いたッ…』

「なに？」

『ボウトラックルに引っかかれたみたい』

首元をおさえるA。
パジャマに着替えたものの、ローブから出てきたボウトラックルが登って来たようだ。

「きっと嫉妬してるのね。この子も早めにハグリッドのところへ渡さないと」