杖に魅いる【ハリーポッター】 (ページ31)

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第31話ページ31

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『ハリーおめでとう。初めての試合でスニッチを取れるなんてすごいよ』

ハリー「ありがとう！」

Aがゆっくりとハリーにハグすると、ハリーは顔を真っ赤にさせながら背中に手を回した。

ロン「わぁお…」

ハリー「な、なんだよロン。ハグしてるだけだろ」

ロン「そうだね。友達同士だし、別におかしくないよ」

ロンがニヤニヤして言うと、ハーマイオニーが「その顔やめて」と一喝した。

ハー「ハリーあなたの箒、途中で暴れ出したでしょ？私たち見たのよ、スネイプがあなたを見て呪文を唱えてた」

ハリー「スネイプが？」

『反対呪文かもしれないじゃない』

ハー「じゃあ聞きますけどね、スネイプ以外に誰がハリーの邪魔をするのよ」

負けじと反論するハーマイオニーに「それは…」と言葉を詰まらせた。

ロン「試合が終わってからずっとこうなんだ。」

ハリー「A、ハーマイオニーたちも見たって言ってるし、僕もスネイプだと思う」

『スネイプ先生は、そんな事しないわ。』

ハー「その自信はどこから？」

『尊敬してるもの』

それ以上Aは言葉を発さなかった。

相変わらず無表情は崩れなかったし、怒って咎める様子もなかった。