杖に魅いる【ハリーポッター】 (ページ29)

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第29話ページ29

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『ハリー大丈夫かな』

ハー「少し心配ね」

ロン「大丈夫に決まってるだろ！僕らが弱気になってどうするんだ！」

ハー「それも、そうよね」

『ロンもそんなこと言えるんだ』

クィディッチの試合会場に来た。

ハーマイオニーとAが感心したように言うと、ロンは「おかしい？」と半ギレしていた。

『おかしくないよ。ロンの良いところをひとつ発見しただけ』

ロン「そ、そう…」

『ハリーだけじゃなくて、ジョージとフレッドも応援しないとだね』

リー・ジョーダンの実況と共に、試合が始まろうとしていた。

リー「さぁ、皆さん！
今シーズン最初のクィディッチの試合です。
今日の試合は、スリザリン対グリフィンドール！」
　

選手が位置につくと、フーチが箱を開けてついに試合が始まった。

フーチ「正々堂々と戦って下さい！期待してますよ」

リー「ブラッジャーが上がった、続いて金のスニッチ。スニッチのポイントは１５０点です。シーカーがスニッチをキャッチしたらゲームは終了。
クァッフルが放たれ、試合開始です！」

グリフィンドールのチームは調子が良く、早くも点を稼いでいた。

リー「グリフィンドール！また１０点追加です！」

ハリーはと言うと、最初はそれを眺めるだけだったものの、目の前に金のスニッチが現れると追いかけ出した。

『ハリー、箒の使い方が上手になってる！』

周りも騒いでるとは言え、Aが嬉しそうに声を大にして言ったことをハーマイオニーは「ええ、そうね」と笑顔で見つめた。

ハリー「うわあっ！あっ！」

ハグリッド「ハリーの箒はどうしたんだ？」

喜んだのも束の間、ハリーの箒は暴れ出した。
しがみついているが、今にも落ちそうだ。