第45話 ページ45
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学期末試験。
ロン「やっと終わったよ」
『疲れてるね』
ロン「そりゃもちろん。君とハーマイオニーは別みたいだけどね」
『勉強すれば分かるものばかりだったわ』
学期末試験が終わりいつもの4人で歩いていると、ハリーが傷をおさえた。
ハー「ハリー大丈夫?」
ハリー「傷がズキズキする」
「前にもあったわね」ハーマイオニーが大したことじゃないと促した。「こんなんじゃない」
ハリー「きっと危険が迫ってるって知らせてるんだ。そうか、そうだよ!」
何かに気づいたハリーは、外に出ると通路を外れてハグリッドの小屋へ急いだ。
ハリー「話がうますぎるよ。ドラゴンを欲しがってるハグリッドの前にちょうどそれを持っている人が現れるなんて!普通、ドラゴンの卵を持ち歩いてる人なんていないよ」
「早く気づけばよかった!」と興奮しきったハリーは笛を吹いているハグリッドの目の前に立った。
ハリー「ハグリッド、ドラゴンの卵をくれたのはどんな人だった?」
ハグリッド「さぁな、フードを被ってて顔は見てねぇ。」
ハリー「でもその人と話はしたんだよね?」
ハグリッド「まぁな。どんな動物を世話してるかって聞かれてフラッフィーに比べりゃドラゴンなんか楽なもんだって言ってやった。」
ハリー「フラッフィーに興味持ってた?」
ハグリッド「そりゃ興味持つに決まってんだろう。
頭が3つある犬なんてそういねぇ。で、言ってやったんだ。なだめるコツさえ知ってりゃどんな怪物も怖かねぇ。」
「フラッフィーの場合はちょいと音楽をきかせりゃねんねしちまう」ハグリッドはまたも口を滑らせてしまった。
4人は顔を合わせると校舎へと走った。
ハグリッド「いけねぇ、内緒だった。どこ行く!?おい!」
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作者名:ランドセル | 作成日時:2021年12月2日 21時