あの国住民化【ヘタリア】

第38話 ページ38

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アルフレッド「はぁ。まったく日本は何でこんなにジメジメしてるんだい？これじゃ洗濯物が乾かないじゃないか」




雨の降る景色を見て、アルフレッドが言った。




「でしたらアルフレッドさん、洗濯機に乾燥機能もあるのでそちらを使って下さい」


アルフレッド「分かったよ」




梅雨の時期に移り変わった日本。しばらく曇りか雨が続いた。




フェリシアーノ「太陽がないと、なんだか元気が出ないよ」


「仕方ないですよ。あと1ヶ月後には晴れますから、それまで我慢です」


アーサー「おいA！菊がなんか、幽霊みたいなのを作り出したぞ！」




慌てて来たアーサーさんの後をついていくと、ダイニングテーブルで菊さんが、てるてる坊主を作っていた。




本田菊「幽霊ではないと言ったんですが…」


「なるほど。他国の方には、これが幽霊に見えるんですね」


アーサー「いったい何なんだこれは」


「これはてるてる坊主と言って、これを吊るしておくと晴れになるという言い伝えがあるんですよ」




そう言うと、アーサーさんは実際にてるてる坊主を手に取ってまじまじと見た。




アーサー「まあ、顔は可愛いが。
首の部分に紐をつけて吊るすのはどうかと思うぞ…」


「確かにそうですね」

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