夢で恋は終わらせない。 Fuma.K (ページ38)

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｢突拍子もないことを言い出すし、基本泣いてるし、やべぇ後輩に捕まったなって正直最初は思った。前世の記憶なんてもちろん嘘だと思ってたし、正直今でもよくわからない。……でも、他人のために涙を流すようなお前が嘘つくとも思えなかった｣

厨二病だとか電波だとか
いろいろ言われた。

それでも、最終的には私だけがもつ記憶のことも大切にしてくれた。

私ね、それが何よりも嬉しかったの。

｢バカみたいに真っ直ぐだし、なんかとんでもないバカだなって思うときもあるけど｣

……なんか、すっごい罵られてるけど。

｢それでも、お前が急に来なくなるのは寂しい。嫌だった。 ……関わり持ったなら最後まで責任もてよ。

バカみたいに真っ直ぐで、俺につきまとって……急に来なくなるとか自由奔放すぎ。付き合えるの、俺くらいしかいねえから、覚えとけ」

先輩、すきです。だいすきです。

きっかけが“ ふうまさん ”だとしても、
あなたが生まれ変わりだから好きになったんじゃない。

先輩の、不器用な優しさと一途で真っ直ぐなところに惹かれたの。

願わくば、ずっと私のそばにいて。