検索窓
今日:19 hit、昨日:14 hit、合計:83,501 hit

11 ページ11




「先輩!私と交換日記しましょ」
「やだよ」
「まあまあ、見ました 。だけでもいいんでとりあえず見てください!」

両手のひらを私に向けて いりません、のポーズをする先輩に
新しいノートの1ページ目を開いて無理やり見せた。

『○月✕日
ふうまさんから昨日プロポーズして頂いたというのに、私は体調が悪くなって次の日は会えませんでした……

会えないことをいったらふうまさんは桃を持ってきてくれました

水分たっぷりで食べやすかったけれどあんまり美味しくなかった、でもふうまさんの気持ちがものすごくうれしかったです』


「……これさ、お前の夢の話だろ?」
「はい!起きてすぐ記録したいので先輩は今日中に返却してください」
「ええ……俺、お前の夢日記毎日読むの?」
「先輩にもぜひ読んでいただきたくて……もしかしたら、私とのこと思い出すかもしれないし!」
「ねえよ、返事今書いてやるから待ってろ」


空いたスペースにでかでかと赤ペンで「みました」と。ふと、心配そうに視線を私へとうつした。


「……これさ、お前が死ぬ間際の内容じゃね?体調崩したって、流行病のせいだろ?」
「お!先輩覚えてくれてるなんてさすがです!ご名答です!」
「最近は悪い夢見てなかったんじゃねーの?」


ううん……確かに夢の中にはふうまさんに貰った桃が登場しただけで、ふうまさんは現れない寂しい内容だった。

最近は先輩が優しくしてくれるし、いいシーンばかり見れていたけど……



先輩、この前のひと元カノですよね?
しかも先輩にまだ未練もってそうな……。


私 モヤモヤしてるんです。
でもそんなこと先輩には言えません。

所詮私は変な後輩
先輩の特別な人には程遠い。



モヤモヤが夢に影響するなんて思わなかった。

12→←10



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (244 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
313人がお気に入り
設定タグ:菊池風磨 , SexyZone
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆき | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2021年8月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。