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バイトしてんだよね? 何のバイト?

ショップですけど。

何時に終わる?

6時くらいです。

じゃあ終わったら俺の家きて! 染めてあげる。




という会話が昨日あったけど。


正直行きたくない。


最初は嬉しい気持ちも少しあったけど、バイトの終わりが近づくにつれて嫌になってきた。


だって。


自分じゃないみたいだから。


普段は自分が人を引っ張っていくタイプできつめの性格なのに、海さんの前では弱くなる。


海さんの前では、女が出る。


それが本気で好きっていうことなんだろうけど。


海さんの気持ちが全く分からない。




「あーもう。」




バイト中なのに、思わず声が漏れる。


すると、ゼミ仲間の佑亮が店に入ってきた。




「あ、佑亮。」


『A、お疲れ!』




佑亮の声に、まわりの女性客が驚く。




「佑亮、声でかい。 顔もいいし目立つんだから、店に入るのやめた方がいいって。」




だけど佑亮は全く気にしない様子で、私の方に歩いてくる。




「もー、何。」




仕方なく聞くと、佑亮は手を顔の前で合わせた。




『実はAにお願いがありまして……。』


「え、めんどくさいやつじゃないよね?」


『あの、ヘアモデルになって欲しくて……。』


「え?」




佑亮は、美容室のアシスタントのバイトをしている。


でも何で私が。




『もともと別の子がいたんだけど、撮影直前に急用できちゃったみたいで……今日中に撮影したいから誰かいい子知らないかってなって、それで思わずAの名前を……。』




今日中って。


嫌だけど、海さんとの約束もあるし無理だよ。




「何で私の名前を出した。」




あからさまにめんどくさがっているように、佑亮に言う。




『だってA可愛いから。』

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凛音 - とっても面白いです!更新お願いします! (2018年2月12日 15時) (レス) id: 9e4cd9a364 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー - 面白いです!頑張ってください! (2017年10月23日 11時) (レス) id: 7809a2007e (このIDを非表示/違反報告)
Horry(プロフ) - OGW0219Pさん» ダイレクトに笑 嬉しい!ありがとうございます! (2017年10月10日 21時) (レス) id: 8bdb172de6 (このIDを非表示/違反報告)
OGW0219P(プロフ) - 好きです!!!!!!!! (2017年10月10日 20時) (レス) id: 9454d02d4c (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール - 読んだよ〜!続きが楽しみ♪ (2017年7月15日 21時) (レス) id: eac264aa47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Horry | 作成日時:2017年7月9日 0時

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