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お兄ちゃん！ ページ5
「お兄ちゃん！？聞いてないよ、乱歩！」
乱歩「言ってないからね！」
私は何も言ってくれなかった乱歩に詰め寄る。
そしてそんな会話を不思議そうに見ていた社員の一人が声をかけてくる。
？「あの…今まで海外にいらしたんですよね？どこの国にいたんですか？」
話しかけてきたのは明るいオレンジの髪色をした少年だった。
萌え袖似合ってるなー。
じゃなくて！
「君は？」
谷崎「あっ、谷崎潤一郎と言います。」
「ほう、じゃあ、潤くんでいいかな？それと君への答えはロンドンだよ。あそこも、マフィアとか普通にいるしねえ。」
私はそう答えているとお兄ちゃんの声が聞こえた。
独歩「…ほ、本当に一歩なのか？」
めっちゃ動揺してるな。
「そうだよ！まあ、私もお兄ちゃんがいるって今知ったんだけどね！実はね、ホントは二ヶ月前には帰って来る予定だったんだけどなんかその気にならなくて遊んでた！」
私は笑顔でそういった。
そういえばお兄ちゃんって理想主義者だったっけ。
そう思ってお兄ちゃんの顔を見る。
そしたら案の定、復元そうな顔をしていた。
乱歩「じゃ、頑張ってねー。僕は社長、呼んでくるから！」
裏切り者ッッ！
それからお兄ちゃんに説教されてると包帯を巻いた男の人が笑っていた。
？「いやあ、国木田くんの妹と聞いて似てるのかと思っていたら、全くの正反対だねえ。」
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作者名：ルナ | 作成日時：2021年12月3日 22時
