素敵帽子君！ ページ3
貴方said
国木田一歩と申します！
実は私、今まで海外に出張に行ってて探偵社の社員にあったことないんだよね。
それで今日、帰ってきて探偵社に顔を出しに行くんだけど、久々すぎて迷った。
「んー？ここだっけ？あれ？逆？ん？？？？」
完全に迷ったな。
誰かに聞こうかな。
周りをキョロキョロしてると身長の低い、おしゃれな帽子を被った男の人が目に入った。
乱歩が見たら素敵帽子君って呼びそうだなー。
「あの、すみません、ちょっといいですか？」
私が声をかけるとその人は振り返った。
綺麗な顔してるな。
？「何だ？」
「武装探偵社ってどこか知ってます？ちょっと迷ってしまって…」
私が聞くとその人は嫌そうな顔をした。
しかし、すぐに元の表情に戻り、呆れた顔をした。
？「迷ったって…ここから探偵社は逆方向だぜ？」
「え…まじで？」
中也「まじで。ﾊｱ…案内してやるよ。俺は、中原中也。お前は？」
中原中也？どっかで聞いたことあるような…。
ま、いっか！
「私は一歩と申します。なんかすみません、予定とかありませんでしたか？」
中也「いや、今日は何もないから大丈夫だ。」
「ﾎｯ、良かった。(ニコッ」
中也「…っ///、気にするな。」
？顔が真っ赤。
それから案内してもらい、探偵社のある建物の前についた。
中也「ほらよ。」
「ありがとうございます！ご迷惑おかけしました。お詫びにですがこれ、好きでなければ捨ててくれて構わないので受け取って下さい！では！」
私は”ある物”を渡して建物の中に入った。
中也「おっ、おい！行っちまった…これ、高級の葡萄酒じゃねえかよ…」
中也の手にはいかにも高級といったような葡萄酒の入った箱が紙袋に入っていた。
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作者名：ルナ | 作成日時：2021年12月3日 22時
