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クローゼットを開けて布団を取り出す玉森くん。
「明日も仕事って言ってたもんね。
ちょっとは寝ないとつらいよね」
ソファの上に掛け布団を置く。
「玉森くんも仕事?」
「うん、俺も朝から」
「じゃあ玉森くんも寝ないとだね」
「このソファ狭くて寝づらいし、俺こっちでいいから、Aちゃんがベッドで寝る?」
部屋の奥にあるセミダブルのベッドを見る。
「いやいや!
私、ソファで大丈夫」
「遠慮しないで。
シーツは洗ったばっかりだよ」
「でも……」
「あ、布団が男臭いのが嫌だ?」
玉森くんがベッドの布団手にして、くんくん嗅いでる。
「そんな臭くないと思うけど、どうだろう?」
なんかその仕草が可愛くて思わず笑ってしまった。
「そっちの布団とかえれば大丈夫かな?」
「そういう問題じゃなくて、ちょっとお邪魔しただけだから。
ソファで少し休ませてもらえれば大丈夫だし。
玉森くんの家なんだから、玉森くんがベッドで寝た方がいいよ」
玉森くんは少し黙った後、ベッドに座ってこっちを見た。
「じゃあ……一緒に寝る?」
「……え?」
「だめ?」
「……だめだよ」
「……そうだよね。
変なこと言ってごめんね
……あ、もう2時になっちゃうし。
早く寝ないとだね」
「……うん」
「電気消してもいい?」
「いいよ」
玉森くんが部屋の照明を消す。
ソファに寝転がって、借りたお布団にくるまる。
玉森くんも自分のベッドに入っていく音がする。
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yukaze(プロフ) - ryu625さん» お久しぶりです。読んで頂きありがとうございます。バス恋ふざけすぎましたね笑 あちらのお話は放置ですみません。頭の中にはあるので、いつか書ければ。。。 (2021年3月28日 14時) (レス) id: ff6abd1c6e (このIDを非表示/違反報告)
ryu625(プロフ) - yukazeさん!お久しぶりです!『バス恋』ドラマ化してほしい笑『Healing…』の続きも待ってます!! (2021年3月28日 5時) (レス) id: 305c4f7b49 (このIDを非表示/違反報告)
yukaze(プロフ) - ミィさん» ミィさんお久しぶりです。間が空いてしまったのにコメありがとうございます。そうなんです、続きを想像したいものが増えました!足キスの続きはそのままフラグ作品になってしまいそうなので自粛しました(笑) (2017年10月28日 9時) (レス) id: dca8b7b528 (このIDを非表示/違反報告)
ミィ(プロフ) - 占ツクから離れてしまったのかなと思っていたので、新作が読めて嬉しいです。「超」になってから、その後を妄想したくなるものが増えましたよね。「足キス」なんて、もう、そのまま・・・って感じですよね。 (2017年10月27日 16時) (レス) id: deebce4b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yukaze | 作成日時:2017年10月24日 23時