織田作私、審神者になるよ。【文スト】【太宰治】【刀剣乱舞】【ブラック本丸】

8振り ページ8

〜加州side〜

俺が、治を信じてみようと思った理由。


俺は刀の時から、ずっと捨てられてきた。


あの女の初期刀になって、やっと愛されるって、少し、いや、凄く期待してた。


なのにあの女は…

『私の初期刀が…コイツ！？あり得ないんだけど！？歌仙兼定狙いだったのにｯ！！』


愛の欠片もくれなかった。

『あ、主、何か手伝おうか・・・？』

『いいえ結構よ。貴方に構ってられるほど私暇じゃないし』

それはそれは冷たくて気持ち悪い神力を放ちながら、俺を、俺たちを拒絶した。


向き合おうとも、してくれなかった。



でも、治は違った。

出会って数時間なのに、俺たちを手入れしてくれた。
俺たちの間違っている事、正さねばならない事を教えてくれた。


俺たちと、向き合ってくれた。


あの女がしたことを忘れたわけじゃない。
だけど、何故か






治の事は信じようと思えたんだ。
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加州が太宰さんの事を治って呼んでくれたら嬉しい←

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