織田作私、審神者になるよ。【文スト】【太宰治】【刀剣乱舞】【ブラック本丸】

42振り ページ42

中也side


あ"〜疲れた。



俺は今とある組織を潰しに行く任務を終えて、帰路をとぼとぼと歩いている。



前までの俺ならここまで疲れなかったんだけどなぁ…武装探偵社(その他組織)らと"あの誓い"をして以来、俺らポートマフィアは人を殺せなくなった。



今まで殺 して片付けていた俺らにとって、なかなかそれは考えるよりも難しい事で。


毎日のようにこう…疲れが溜まっているのだ。









…プラス太宰からのちょっかい電話も充分俺の疲れを倍にしてるんだけどなァ！！←



この前なんか『やぁ蛞蝓くん！！あれ？声的に身長1mm伸びた？？あっごめーん1mm縮んだのかぁww』って罵倒をするためだけに電話してきたんだからな！？


許さねぇ…あいつ絶対に来世で呪ってやる…((

等と考えながら、今日1度も電話がかからなかったという事実を作ってくれた神に感謝を告げつつ、俺はまた暗い夜道を歩きだしt((prrrrrrrrrrrrrrr



［着信 青鯖］




中也「…あんのクソ鯖があああああああああああ
あああああああああああぁぁぁァ！！」





なんでこのタイミングなんだ！？
仕事を終えてなお電話が来なかったことに感謝を感じているこの時に限って、何故かかって来るんだ！？



切ってやろうかなもう…というのも考え始めたその時。



「出てあげた方がいいと思うよ？？」





そこには"死の家の鼠"のメンバーである、ゴーゴリが立っていた。


中也「なっ…！！なんでここにお前がいんだよ！！」




ゴーゴリ「ここで問題☆なんで僕は此処に居るでしょう！！ヒントは、太宰くんにここにいて欲しいって頼まれた事！！あ、答え言っちゃった☆」


こいつに会う度毎回この調子である。調子狂う。




…ん？待てよ。



太宰、あいつは緊急の時しか人の力を借りようとしない。悪くいえば抱え込むやつだ。




そんな太宰がゴーゴリに頼み事をした？
…そこまで深刻な事態が太宰の身におこっているのだとしたら…！


俺は急いで通話ボタンを押した。


中也「ｯ太宰！！大丈夫k((『おっ！！繋がったぜ！！』」


突如聞こえる、太宰のものでは無い無邪気な少年の声。



『…それでは…私に変わっていただけますか…』



もう1人の男の声。

中也「オィ、手前ら何奴だ？これは太宰の携帯のはずだがよォ？」



『驚かせてしまい大変申し訳ございません…私は銘を江雪左文字と申します…少し貴方様のお力をお借りしたい所存で…』









中也「おい、それは本当かよ…！ｯすぐ行く！！」

43振り→←41振り

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す