敵であるポートマフィアに慕われすぎて（？）困ってます。 (ページ11)

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第8枚目ページ11

「ここ…は？」

「あぁ、起きたんか敦。」
「全くこの忙しい時に…貴様と言う奴は……」

「国木田さんに…新美さん…？」

「…そうだッ新美さん！！谷崎さんとナオミさんは！？」

「あんたもしかしやんでも後半の記憶無いな？あの二人はうちが異能力で治したわ。

あ、でも谷崎はまだ気絶してたからもしかしたら…」

「え？何を仰っているんですかAさん。谷崎なら今…」

『ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ…あ♡』

あー、谷崎、ご愁傷さま…
「治療…ですか？これ」

「聞いたぞ小僧。お前は闇市で、70億の懸賞首が掛かっているらしい。」

「えっ…」

「70億か…出世したな、ポートマフィアが血眼になるわけだ。」

「七十億…！？……そ、そういうことだったのか…

ど、どどどうしよう！？マフィアがこの探偵社に押し寄せてくるかも！？でも、どうして僕が…！？」

「狼狽えるな。確かにポートマフィアの暴力は苛烈を極める。だが、動揺するな。動揺は達人をも殺す。師匠の教えだ…」

…うん、所で国木田お前…

「あの…逆さまですよ、手帳…」

おお、よう云うた新人←
え？誰が人任せやて？気にせんとき←

「俺は動揺などしていない！！」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

えらい思い詰めた顔してんな、敦。
また自分の所偽やとか思てんのちゃうやろか？

「あんま思い詰めやんときや。敦。先ずは自分の出来ること、考えとき。」

「所で小僧。さっきから探しているんだが、俺の眼鏡を知らんか。」

………………国木田、頭。