No3ー3 ページ28
「さすがモモさん!」「さっきの勝負にも勝たれたのね……」「さすがだわ…」
取り巻き達が、私の後ろを歩き、他の人達は私が通る道を開けてくれる。
そんな日常を、私は満喫していた。
すると……
ガッ、
『何ッ!?』
足下を見ると、さっき私とのポーカーに敗れた女。
頭から血を流している。
まぁ、生意気にも私に勝負を挑んできて、あっさり負けてしまうんだから。
取り巻きかダレかに、殴られたのでしょうけど。
それより……なんて汚らわしいの。
『汚いわ。退きなさい。』
命令口調で、彼女に言い放つ。
「おね、お願い、しまッ……お金を、か、して……下さいッ… 」
彼女はそう言い、地に頭をつける。
綺麗な廊下が血まみれだわ。
「ちょっと貴方!?」「なんて汚らしいの……」「退きなさいよ」
取り巻き達が、言っても聞く耳をもたず、私に「お金を__」と頼んでくる。
あぁ、鬱陶しい。
『皆さん、行きましょう。』
めんどくさいから、立ち去ろうとする私。
冷たく彼女を睨みつけた、次の瞬間__
「待っ、てくださ…いッ」
彼女は私の足をつかんだ。すでに力も尽きているのか、その手に力はなかった。
「お願い、します……モモ様ぁ……私を、助け、てッ」
私を見上げ、必死に訴えてくる彼女を、私は助けたいとは思わない。
「あんた、なにしてんのよッ!」
取り巻きの1人が、私から彼女を引き離す。
『もういいわ、下がってなさい。』
私は彼女の頭を踏みつけた。
『ねぇ、貴方……私の靴を舐められたらお金、貸してあげるわ。』
冗談のつもりで言ったのに、彼女の瞳には少しの期待がやどっていた。
「ホント、ですか……?」
『んなワケないでしょお?』
アハハハハハハハ、取り巻き達が笑い声を上げ、私は彼女の頭に置いている足に力を加えた。
私のほうがお前より、強いんだぞ。っていう気持ちをこめて。
『さぁ、お遊びはもうおしまい。いいかげん行くわよ。貴方はさっさとシんでなさい。』
最後に一発、彼女の腹部に蹴りをいれ、長い廊下を歩く。
「なん、で……悔しいよォ……絶対に勝つ……ギャンブルで、あいつに……私は強いんダカラ、」
彼女の声が少し聞こえた。
「勝ってみせる」そんな言葉。
でも、こうして恨まれるのもトップの役目よね。きっと。
私は絶対にあんなに、落ちぶれたりしないわ……
お金があるかぎりはね。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
貴方を闇に誘うアイテム((いてぇw
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ユーカ - ちづさん» ありがとうございますッ!イラストも楽しみにしてまぁすwww (2015年8月24日 23時) (レス) id: 6f2576288e (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - 次が楽しみですw ワクワク ((o(⌒∇⌒ o)(o ⌒∇⌒)o))ワクワク (2015年8月24日 14時) (レス) id: 53dcd2c606 (このIDを非表示/違反報告)
ユーカ - ありがとうございます!ソラカの過去の方が、グロめになる予定ですので注意ですw (2015年7月19日 11時) (レス) id: f1bb441628 (このIDを非表示/違反報告)
Aoi(プロフ) - ソラカの過去編おめでとうです! これからも頑張ってください! (2015年7月18日 17時) (レス) id: 80e70d6ce5 (このIDを非表示/違反報告)
ユーカ - 空架のモデルになった子と一緒に考えています♪ (2015年7月17日 13時) (レス) id: f1bb441628 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユーカ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yuka323/
作成日時:2015年7月13日 21時