ふく妹。 ページ8
過去編
中学3年のとき、不登校になった
原因はいじめだった
陰口は1年の時からあったけど、行動に移されたのは2年後期から
中1の時、こんな会話が聞こえた
「なぁ、あいつ髪の毛白い」
「気持ち悪りぃ。近づかないようにしようぜ」
中2になっても、陰口は絶えなかった
それでも、耐えた。
おにぃちゃんがいるから。たっくんにも、心配なんて、かけたくなかった。
だから、全部自分の中にしまい込んだ。
しまい込んだ分、辛い分、その数だけ、腕の切り傷が増えていった
中3になって、教科書に落書きをされた
ノートを破られた
上履きが、体操服が切られていた
蹴られた。殴られた
体中に痣が増えていった
先生は見て見ぬふり
いつのまにか、笑えなくなった
兄に、笑えなくなった自分を見せたくない
でも、心配もかけたくない
だから
体調不良だ、と言って、学校に行く時間以外は、ほとんど部屋にこもるようになった
大丈夫？
と、声をかけられたこともあったが、相談なんてできなかった
最初に異変に気がついたのは、たっくんだった
ある夏の休日、トイレに行きたくて部屋を出たら、たっくんがいた
その日は暑くて、少し部屋を出るくらいなら、と油断してパーカーを着ていなかった
半袖から出る腕からは、ドロっとした赤黒い血が流れる
やばい、と思った時には、もうたっくんの怒鳴り声は響いていた
河「なにしてんだよ‼‼」
たっくんが叫んだのを聞いたのは、これが最初で最後だと思う
その声を聞いて、おにぃちゃんが上がってきた
ふ「どうした河村っ！」
そう言ってこちらを見たにぃの顔は、もう一生忘れないだろう
ふ「遊、この腕の傷、なに？」
答えられなかった
ふ「自分で、やった、の？」
にぃは、泣いていた。
『ごめん』
その言葉を、肯定と捉えたのだろう
2人は、驚いたような、辛そうな顔をした
河「っ…！とり、あえず、ここで話すのは何だし、下に、行こう」
リビングに行って、まず最初に体を見られた
河「遊ちゃん、ちょっとごめんね」
そう言って服を脱がされる
ふ「ねぇ、この痣は？ぶつけたわけじゃないよね？何が、遊に、何があったの…？」
『……ごめん』
その言葉を聞いて、そして腕から流れる血をもう一度見て、彼らはまた、涙を流した
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(・0・) - なんですか？あみだくじで決めたとか可愛い過ぎますよ！ 自分のペースで更新頑張ってください。ピッチドロップ実験並の更新頻度でも、あたすは待ってます！ (2020年4月26日 21時) (
レス) id: d96d7804cf (このIDを非表示/違反報告)
トマきら(プロフ) - 更新しろ、というつもりはありません。少しでも考えてくださるのであれば幸いです。生意気ですみません。応援してます！ (2020年4月9日 21時) (レス) id: 0475f02170 (このIDを非表示/違反報告)
トマきら(プロフ) - すみません、質問なんですが、更新が止まってしまっているのは何故なのでしょうか？もし、理由があるのであれば、教えていただけるとありがたいです。色々とお忙しいのかもしれませんが、なんのアクションもないと、私的に少し印象が良くないので… (2020年4月9日 21時) (レス) id: 0475f02170 (このIDを非表示/違反報告)
紫伊那(プロフ) - 私も選抜コースで土曜授業もあって最初大変でしたが更新出来たのですぐに慣れると思いますよ！ (2019年4月13日 22時) (レス) id: 71b00d649c (このIDを非表示/違反報告)
yukasun(プロフ) - さきさん» 伊沢さん、バリバリ絡ませたいと思うので、ぜひこれからも (2019年4月6日 20時) (レス) id: 3720fdb194 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yukasun | 作成日時：2019年3月24日 23時
