第21話 ページ25
ギリギリで本部に着くことが出来た。
「危ねぇ、もう空だ。やったぞ！ギリギリ着いた！」
そう言ってコニーは嬉しそうに笑っている。
みんなが困惑している中、私達はアルミンが考えた作戦について説明した。
「あったぞ！憲兵団管轄の品だ。埃をかぶっていやがるが…」
そう言って彼らが持ってきたのは鉄砲。
巨人相手にそんな物役に立たないだろうが、ないよりはマシだ。
補給室を占拠している巨人は8体。その8体を排除しなければ私達は逃げられない。
またアルミンの考えた作戦を実行することになったらしい。
まずは鉄砲で視覚を奪い、次の瞬間に一斉に巨人の急所に切りかかる。
その8人に選ばれたのは、私と訓練兵7人。
ミカサ、アニ、ライナー、ベルトルト、ジャン、サシャ、コニー。
アルミンはなぜか申し訳なさそうに言った。
「運動能力的に最も成功率が高そうな8人にやってもらうけど…全員の命を背負わせてしまって…その、ごめん。」
しかし、彼らは笑ってアルミンに言った。
「問題ないね。」
確かに誰がやってもリスクは同じだしね。
「自信を持ちなさいアルミン。それに、こんな大胆な作戦考えるなんて、頼もしいじゃない。」
私が笑って言うと、彼も安心したように笑った。
本当に感謝している。こんな感覚を味わうなんて久しぶりだ。
そして、発砲と同時に全員で一斉に斬りかかった。
サシャとコニーがしくじっていたが、ミカサとアニによりなんとか巨人を排除できた。
「よし、作戦は成功！急いでガスを補給して壁を登りなさい！」
命が助かったことを喜んでいるのか、人間達は笑顔のままガスを補給し離脱した。
私はというと、あの巨人の謎を解明したいと思っているミカサについて来たわけだが。
その巨人はとうとう力尽きて倒れ込んでしまった。
一緒にいたジャンが帰ろうとした時、その場にいた他のみんなは驚きのあまり目を見開き、ただ呆然とそれを眺めていた。
私を含めて。
蒸気が大量に上がる中、その巨人のうなじから出てきた人物は間違いなく、
死んだはずのエレンだった。
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ユーリ(プロフ) - シュビィさん» 2度もコメントありがとうございます！とっても嬉しいです！！ (2018年3月24日 15時) (
レス) id: c26a4cf818 (このIDを非表示/違反報告)
シュビィ - 今回も良かったです！この続きがすごくきになります！！！ (2018年3月24日 15時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
ユーリ(プロフ) - 暇人さん» 好きと言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2018年3月22日 16時) (レス) id: d3fcfe1e08 (このIDを非表示/違反報告)
暇人 - 続きが気になる！ この作品とても好きです！ (2018年3月22日 16時) (レス) id: 3e9479faaa (このIDを非表示/違反報告)
ユーリ(プロフ) - シュビィさん» 褒めていただきありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年3月19日 21時) (レス) id: c26a4cf818 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユーリ | 作成日時：2018年1月7日 2時
