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永瀬 ｢おまっ、知り合いなら先に言っとけや！まじ修羅場かと思ったわ、、｣
A ｢ごめんごめん｣
まあ、あながち間違いでは無いって所が痛いんだよな。
永瀬 ｢なに？学生時代の先輩とか？｣
これから仕事していくのに変に隠すのも永瀬に悪いし、と思い出た言葉は
A ｢お兄ちゃんの、、友達。｣
だった。
ただ、それだけ。
永瀬 ｢あー、なるほんな。｣
それ以上追求してこなかった永瀬は
納得したのか、それともなにかに気づいたのか。
私には、わからなかった。
永瀬 ｢そういえばお前定時まであと数分やけど、どうする？直帰する？｣
とシートベルトを締めながら聞く永瀬。
A ｢え、いいの！？｣
永瀬 ｢おう、俺会社でまだやることあるし｣
A ｢めちゃくちゃ助かる！｣
永瀬 ｢ついでやし送ってこうか？｣
ここから駅まで歩いたら15分ほど掛かっちゃうし
タクシー使うのは勿体ない、、
A ｢、、お願い、していい？、、｣
永瀬 ｢おう、任せとけ。貸し1な｣
A ｢え？！ちょ聞いてない！！｣
とそのまま走り出した車でわちゃわちゃ言い合いしていたら
あっという間に指定したお店に。
永瀬 ｢お前こんなに洒落た店行くんやな｣
A ｢まあね〜｣
永瀬 ｢彼氏？とか？｣
A ｢ないない笑｣
永瀬 ｢ほ〜ん、まあ男っ気ねえもんな笑｣
A ｢うるさいなあ。じゃあいくね？ありがとう！｣
永瀬 ｢おう！じゃあまた明日な！｣
A ｢うん気をつけて！！｣
来た道を戻っていく車を見送って振り返ると
両手に買い物袋を抱えた紫耀の姿。
A ｢しょう、、｣
『あーわり、盗み見るつもり無かったんやけど笑』
A ｢いや、全然。｣
昨日も一緒に居たのに
こうやって話すのがとても久しぶりに感じてしまう。
『どうした？』
A ｢あ、いやううん、｣
『なんや、今バイバイしたばっかの彼氏の余韻に浸ってるんか？笑』
A ｢ん？｣
『ん？って笑』
A ｢彼氏？｣
『ん？』
A ｢え？誰の彼氏？｣
『え？今の彼氏ちゃうの？』
A ｢は？！ちゃうわ！アホか！｣
『え！え！え！なんやねん！ややこしいことすんなやボケ！』
A ｢なんで私が怒られてんねん！勝手に勘違いしたん紫耀やろ！！｣
『誰だって勘違いするわ！』
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作者名：リボンさん | 作成日時：2018年8月22日 22時
