嫉妬 ページ9
訓練が始まって一週間。
だいぶ地上にも、この生活にも慣れてきた。
ただ、１つだけー……。
「リンちゃん。」
びくっ
リン「は、はい。」
「後で話があるんだけど、いいかな？」
同じ104期生の………………………………名前忘れた。
ああ、まただ。
最近毎日のように呼び出されては付き合ってくれと告白されていた。
同じ人とは限らないが、たまにいきなりキスしてこようとする人もいたから、それ以来怖くて行きたくない。
「リンちゃん？」
リン「あ、その……。」
「とりあえず、訓練終わったら、俺の寮まで来てくれないかな？」
その男の目は笑っていた。
リン「え、ちょっと今日はー」
「おい。」
……え？
誰……？
リン「兵士長！」
リヴァイ兵士長は、私と男の間に入った。
リヴァイ「お名前ら何してるんだ。ここは遊び場じゃねぇ。」
心がトクンと鳴った気がした。
だって、私というよりはその男にだけ言っているみたいだったから。
もしかして守ってくれたのかな？
なんて…………。
「すいませんでした。」
リヴァイ「分かったならさっさと行け。」
どうしよう。
なんか変な感じ。
目の前には、リヴァイ兵士長の大きな背中。
みんな(とくにハンジ分隊長)にはチビって言われているけど、145しかない私には、たくましい男性にしか見えなかった。
思わず、見とれてしまう。
リヴァイ「おい、リン。聞いてんのか？」
ヴぃびくっ
リン「はい‼」
リヴァイ「お前も訓練に行け。」
リン「はい。」
リヴァイ「と言いたい所だが、」
リン「え？」
なんなんだ？
リヴァイ「お前、いつもああ言われているのか？」
なんだ
怒られるのかと思った。
リン「はい。同じ人ではないんですけども。」
リヴァイ「これ以降、絶対付いて行くなよ。」
リン「……？」
リヴァイ「まだ分からないんだろうが、危険だから付いて行くなよ。絶対だ」
心配してくれているのだろうか？
リン「分かりました。気を付けます。」
リヴァイ「ああ。………………。」
ポンポン
へ？
リヴァイ兵士長は、私の頭を撫でて、どこかへ行ってしまった。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「マジあの女なんなの？意味わかんない！」
「それね。リヴァイ兵長に付きまとっちゃってさ。」
「調子乗ってんじゃねぇ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レミィ - テスト頑張ってください！ (2017年8月17日 19時) (
レス) id: 0799c0de6a (このIDを非表示/違反報告)
藤の花(プロフ) - ありがとうございます!あと少しでテスト終わるので、それまで待っていてくれたら嬉しいです。 (2017年6月28日 5時) (レス) id: 5c60e9e006 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ - テスト頑張って... (2017年6月18日 13時) (レス) id: f50bbbd9e0 (このIDを非表示/違反報告)
ミカサ - 頑張ってください… (2017年5月27日 23時) (レス) id: aea40fe94e (このIDを非表示/違反報告)
藤の花(プロフ) - 感想ありがとうございます！まだ学校というのがあるのでテストなどで更新が遅かったりすると思いますが頑張りたいです！ (2017年5月23日 19時) (レス) id: 5c60e9e006 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：藤の花 | 作成日時：2017年4月8日 18時
