検索窓
今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:40,531 hit

28 ページ28

15分くらい経ったか、静かに寝室へと入ってきた北山。





私のおでこにそっと触れた。







北「あつ。」






そう言ったあとすぐにヒヤッと冷たい感覚がした。






「冷た...」







北「ご飯作ろうと思ったんだけどさ、食欲ないかと思ってりんごむいた。アイスもあるけどどっち食う?」






お皿の上にはちょっと形の悪いりんご。






きっと料理なんてあんまりしないんだろうな。






慣れない事を私の為に一生懸命してくれたのかな。








私は迷わず「りんご」って答えた。







北「はい、あーん」








熱がなかったら絶対むり!自分で食べるから!って頑なに拒否するだろう。






高熱で朦朧としているせいか素直に応じる。






北「良い子、良い子♫」






北山の口角がニヤリと上がった。







そのあと薬を飲ませてもらい、きっと誰かが居ることで安心した私は眠ってしまった。

29→←27



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (73 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
176人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆうゆ | 作成日時:2019年2月5日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。