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静かに置かれたビールの缶の音がやけに響いた気がした。






玉「いつもAは北山を見てたよな。俺だっていつも隣に居たのに…」






「玉森?どうしたの?やっぱ酔って…‼⁇」







目の前が真っ暗になった。







何故なら玉森に抱き締められたから。






「玉森っ!」






力尽くで押してもビクともしない。それどころかもっと強く抱き締めてくる。






玉「名前で呼んで…」







「も、もぉ〜からかわないで。ね、玉森離して?フザけすぎだから」







玉「ちょっと黙って」







!!??







玉森の唇が私の唇に重なった。







玉「いい加減気付けよ…好きなんだよ」







「…え…?私のこと…?」






玉「Aは北山の事見てたかもしんねぇけど俺はずっとAを見てた。」







「嘘…‼⁇」






玉森の気持ちが痛いくらい伝わってきた。







だって玉森は私だ。






ずっと北山を想ってた私と一緒なんだ。

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作者名:ゆうゆ | 作成日時:2019年2月5日 15時

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