6.これがいつもの日常 ページ10
酷い笑い声に耳を塞いだ。
帰宅をすると師匠である夏音が迎えてくれたが、ぼくを見ると馬鹿にするように笑ったのだ。
「濡れすぎ〜つか鞄が・・・」
「笑いすぎ、煩い。」
ぼくはカッとなり怒った。
白鋼は相変わらず楽しそうだな、と笑いながら中へと進んだ。
なんだかな〜
ぼくは何もいわなかった。
「ガイアいない?鞄を元に戻してほしいんだよね〜」
「白鋼、お久しぶりです。・・・鞄が酷いですね。まず水をとる作業からですが・・・4階の私の部屋に置いてください。一晩かけてやってみます。まずは夕食にしましょう。悠夜さんは着替えて真田さんを呼んできて下さい。」
ぼくは着替えるために部屋に戻った。
悪いことをしたのは事実だ。
鞄をあんな姿にさせる前に先手を打つべきだったのだろう。
〜〜〜〜〜〜
「あはは白鋼おひさー」
「フローライトは相変わらず元気だな〜」
「元気だけが取り柄だろ。」
わたしは夏音の台詞を受け流した。
そういいながら、夏音は皆をよく見ているのだから。
わたしは笑いながらガイアの夕食の準備を手伝おうとした。
「座っていなさい。私一人で大丈夫です。」
相変わらず厳しい人だ。
キッチンは悠夜とガイアしか近寄らせない気だ。
「フローライト、まあ座れ。」
「葡萄酒あるけどいる?」
「飲みたい!!」
「白鋼さん、貴方は霊ですが食べるんですか?量が足りないのですが。」
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作者名:クルーゼル | 作成日時:2015年5月11日 20時