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10.誰かに返す ページ14
真田ー僕は筋トレグッズの山から這い上がった。
部屋の中が筋トレグッズばかりは気持ち悪いと言われたので、少し本を置いてみたが何も変わらなかった。
そんな部屋で僕は習慣化している指輪を見る行為に浸っていた。
理由は誰かにこの指輪を返すために指輪を確認しているのだろうが、今は確認だけではない気がした。
長い習慣すぎて分からなくなったが、きっと大事な事なのだろう。
「・・・まぁ面倒だから軍艦一隻が年金いくらぶんか、考えようか。」
最後は逃げの発想だが、これでも真面目に考えてはいた。
誰に返すものかぐらいは。
「真田〜お昼ご飯だよ!」
僕はその声に思考を中断させられた。
そんな時間か。
僕は一人の昼食よりフローライトと食べた方がマシだと考えた。
フローライトが昼食に何か毒を盛るかもしれない。
盛らなくても、昼食を原子に変えてしまうかもしれないからだ。
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作者名:クルーゼル | 作成日時:2015年5月11日 20時